魑魅のきみ (ページ6)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:20,442 hit

＊ページ6

カイトside

家に人間が来た。

ショウが他の者ましてや人間を連れて来るなんて初めての事だった。

「ね、廉お風呂入っておいで」

廉「…はい」

それにしても廉って変わった服きてるよね。

キシ「それにしても廉は変な服を着てるよな。」

「あの服何処の呉服屋で買ったんだろ？」

ショウ「ジン、お前の着なくなった着物置いといてやれ。どうせ人間界では裕福な暮らししてたんだろうし、着物の着付けも習ってねえだろ」

ジン「はいはい、ショウは相当廉のことがお気に召した様だな」

ショウ「はあ！？ちげーよ」

なんていつものジンとショウの言い合いが始まった。

ゲンキ「本当に毎日毎日飽きないよね」

「ね～っていうか結界張っとかなくていいの？」

ジン「あ、それはもう済ましてある」

流石、天狗のジン。風が味方してくれてるだけあるね。目にも留まらぬ速さで行動してるからね。

ゲンキ「ほら言い合いしてないで廉のところ行ってあげて？もう上がってても遅くないと思うけど」

言い合いを数十分しても飽きないのは長年一緒にいる僕達もわかんない。

絶対言うことなくなってるでしょって思ってもまだ言い合いを続けるからね。ジンとショウは。