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この世界の仕組み ページ3

「この世界はいつしか2つ目の世界が作られました。それが[閉鎖世界]です。
そしてもうひとつ同時に生まれたものがあります。

それは我々人間に起きました。
このように[武器]の生成ができるようになりました。」


そう言うと大勢の人間の前で説明をしている彼は机の上に置かれた
歯車を手に持つとその歯車は歯車をモチーフにした[メイス]に変化した。

彼の前にいる人間達はおぉ、と声を上げ、手帳にメモする者やカメラを切る者もいた。
すなわち記者というものだ。
その後彼はメイスを歯車へと戻した。


「この生成ができる人間はこの街にしか居ませんが、この街の約1/6だと言われています。
我々の研究でも同様の結果が出ています。」


多少の誤差がありますが、と付け足した後、説明を続けた。


「そしてその人間の中には[魔導師]と呼ばれる人間が現時点で約15人います。
その中の一人が私です。魔導師の特徴としては武器がメイスだという所でしょうか?

閉鎖世界に行ける人間は魔導師しかいません。
しかし、魔導師は武器を生成できる人間とのみ、共に閉鎖世界へと移行することができます。

なので、共に閉鎖世界を攻略しようとする魔導師一人と武器を生成できる人間で構成された団体を
[ギルド]と言います。私もギルドを作ってます。
現在ギルドは同盟を組んでるギルドを1つとして数え、合計5個確認しています。」


プロジェクターにギルドとそこの魔導師を映しだした。


「今回の説明はここまでとします。次回は閉鎖世界について説明致します。」


そう言うと記者達はそそくさと撤退した。
説明をしていた彼、ヴァウロ・グレーンスはため息をついた。


「なんで俺なんかが……」



脳裏に大嫌いな姉を思いだしながら自分の研究室へと戻った。

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設定タグ:創作 , 閉鎖世界RPG , オリジナル小説   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:No. | 作成日時:2017年3月19日 13時

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