ねぇ、先生。【王室教師ハイネ】[2]

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そして、手伝い？１日目が終わった。

ハイネ「さて、王宮に戻りましょう」

リヒト「だね、」

ユイト「馬車もう来てる...早いね」



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そしてそれから、リヒト兄さんがバイト？の日に僕も手伝いとして行ってる。

《kaffe houser》

《Mitter Meyer》


〜リヒト兄さんside〜

リッチ「ありがとうございましたー」

「今日もお疲れ看板中に入れちゃって」

リッチ「はーい

......」

ちょっと前ここで父さんにカフェで働くこと許してもらえたんだっけ

王族が身分を隠して働くなんて今思ってもよく許してくれたよな

まさかユイトも手伝いとして働くことになるとは思ってなかったけど

そして条件で必ずセンセーが付くことだけど...

その後、父さんに改めてお礼とかしてないけど...

いやいやいやそんなの俺のガラじゃないしっ

「?」

ユウハ「リッチ兄さんどうしたの？」



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あ、ユウハ......ユイトは先に待ってたんだ

寝てるし...疲れたんだろうな

大人びていても末っ子だし、まだ13歳だし

リッチ「おまたせー。悪いね閉店まで待ってもらって」

ハイネ「お気になさらず、美味しいコーヒーがお供で仕事もはかどりましたので」

リッチ「やっぱ店のコーヒーは違うでしょ」

ハイネ「確かに...王宮で貴方に淹れてもらったのも美味しかったですが」

ユイト「ふわぁ〜......兄さん、終わったの？」

リッチ「うん。

本当にオーナーはコーヒーに厳しくてさあ、ここじゃコーヒー器具に触らせてもくれないよ

ま、しょーがないけどね あの人女の子にモテない分情熱をコーヒーに注ぐ人だから」

「誰がモテないって？」

わぁ!びっくりしたっ

「あーあ、そんなこと言うならこの話は無かったことにするかな」

リッチ「えっなになにオーナー様♪」

「(調子いいな...もうっ)少し相談というか提案なんだけど

お前のオリジナルブレンドを店で出してみないか」

リッチ「......え...」

「うちの店は看板のブレンドの他に豆の入荷具合で俺が決めている"本日のコーヒー"があるが

どうも同じもののローテーションになりがちでな

熱心に勉強してるみたいだし一度お前が"本日のコーヒー"を考えてみるのはどうかなって」


リッチ「.........」

「もちろん店にある豆で組み合わせて抽出方法は味が一定にしやすいサイフォンが条件だ

面倒ならやらなくても構わないが...」



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