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爆豪も蛙吹もあれから何事もなく過ごせているらしい。もう一人の男子生徒は普通科の人だった。遺体をご家族に返せば、変わり果てた息子の姿に嗚咽を漏らして泣いていた。
そうして二三日過ぎた頃。またもヒーロー関係の任務がやって来た。今度は士傑高校。雄英の一斉清掃したんだからついでに他校もやっとこうぜっていう甘党教師の考えである。提案者本人は職員室でコッコちゃんとうなぎパイ食べてました。帰ったらはっ倒そうと思います。ちなみに虎杖と野薔薇は傑物学園。私と伏黒が士傑だ。
本来ならばまだ学校に生徒が残ってる時間帯だが、今日は早くに帰らせたらしい。変に巻き込んでも面倒だ。黒い膜が校舎を包んでいく。その足を一歩踏み出した瞬間に、誰かに声をかけられた。補助監督の新田さんじゃない、知らない声。
その声に振り向けば、ここの生徒らしき人。そしてこれは偏見だが見た目的に面倒くさそうな人種だ。
｢我が校に用事っスか？｣
｢あー、うん。まぁね。｣
｢今日は設備点検らしいッス！｣
｢あー、そうなの。｣
うーん、熱い。何というか全体的に。新田さんにどうにかしてください、という視線を送って彼と別れた。あまり興味を持って欲しくない。
｢伏黒、タマとポチ。｣
｢玉犬だ。勝手に名前付けんな。｣
｢しかも片方猫じゃねぇか｣とボヤきながら玉犬を出す。さっさと祓ってさっさと帰ろうと歩き出した時、先程聞いたばかりの声がすぐ後ろでした。その犬は何だと問いかけながら、悪びれた様子のない表情を浮かべて。伏黒とAは思った事だろう。新田さんは何をやってんだと。何でこの子まで入って来ちゃったんだと。それらが溜息と姿を変えて二人の口から出た。
この際怪しまれてもいいと、無理矢理でも追い返そうとした時に彼は指を指す。その先はAと伏黒の先を示していた。指にならって視線を送れば早速呪霊のお出ましだ。
｢君、見える子なんだね。｣
｢見える？｣
｢下がってて｣と言うよりも先に突風のような風が起こる。伏黒の歪んだ顔が余計な事してくれるなと物語っていた。大方、敵と勘違いでもしたのだろう。
｢黒崎、こいつは俺に任せろ。｣
その言葉には｢だから、そいつをどうにかしておけ｣という意味も含まれていた。目の前で｢市民を守るのがヒーローの役目っス！｣と張り切ってる彼を必死に抑え込む。
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くろいるか - んふふこの作品好きですねぇ、、この作品に出会えてよかったです！ (2022年8月24日 18時) (
レス) @page34 id: 7da9aef3db (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - 古参ですが何かさん» ありがとうございます！ふわっと終わりましたが、褒めていただけてとても嬉しいです！！ (2022年1月23日 11時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
古参ですが何か - 個人的に好きなところは、他のかたは漫画っぽい終わり方で、この作品はアニメっぽい終わり方で続きが自分で考えれて良いですね！私はキャラと付き合うとかの内容や、夢主が鈍感とか、キャラの分かりやすい好きアピールが苦手なのですが、落ちが無いところも好みです！ (2022年1月23日 5時) (レス) @page34 id: 465d9a763d (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - 青折り紙さん» わぁ！ありがとうございます！未熟者ですが、よろしくお願いします。 (2022年1月12日 18時) (レス) @page11 id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
青折り紙 - 雄英高校に入学する小説は結構見たことありますが、このタイプは見たことなくて感動してます〜文才あるの憧れます！応援してます。 (2022年1月12日 6時) (レス) @page11 id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千歳 | 作成日時：2022年1月9日 7時
