俺は浪花の高校生探偵、服部平次や！

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平次 side

俺らはカラオケに来た。

あ「さーて、何歌おっかな〜♪」

Aはアレでいて、モテるし頭いいし運動神経抜群。おまけに剣道が出来て俺と沖田とライバル。歌も歌手なみに上手い。

蘭「何歌う？''小さな恋のうた''は？」

あ「ぉ、ええな、それ♪」

コ「最初は蘭ねぇちゃんとAねぇちゃんで歌ったら？」

あ「えーの？ありがとぉ」

''ほら、あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの ただあなたにだけ届いてほしい 響け 恋のうた''

うっま…

あいつ、歌手になれるんとちゃうか?

何やねん、しかも俺にピッタシの曲やんけ…

俺にとって大事な人…もちろん、家族や和葉もそうやけど…

A、お前が大事や…

コ「ぼーっとしないで？平次にぃちゃん」

工藤に話しかけられて、ハッとした。

平「あ、すまんすまん。で、次何歌うん？」

蘭「んーと…"happness''！」

コ「みんなで歌お？」

平「そやな」

''走り出せ 走り出せ 明日を迎えに行こう 君だけの音を聞かせてよ 全部感じてるよ 止めないで 止めないで 今を動かす気持ち どんなに小さな蕾でも 1つだけのhappness''

happnessで盛り上がった後、工藤がAにリクエストした。

コ「&#127926ねぇちゃん、''いまでも好きだよ''歌って？」

あ「ん？ええよ♪」

''いまでも好きだよ''は、工藤と毛利のねぇちゃんの大好きな曲。

''「ごめんね」小さな僕の両手じゃ 上手に君を包み込めなくて 「いまでも好きだよ」届く事のない 言葉を夜空にそっと閉まった''

綺麗な透き通った声にAの歌ってる表情。
その表情に俺は惹きつけられたんや。

蘭「新一…」

毛利のねぇちゃんはそっと呟く。

会いたいんやろーな…工藤に。

コ「…」

工藤はずっと黙っとる。

Aは歌い切った。

あ「どーやった?」

蘭「めちゃくちゃ上手かったよっ」

あ「ありがとぉ、あの人にはこの想い届くかな…」

あの人？アノヒト？

誰や？それ？

平「あの人って誰なん？」

あ「そんなん、お子ちゃまな平次は知らんくてえーの」

平「俺、お子ちゃまちゃう！」

あ「十分、お子ちゃまやし、笑」

ずっとじゃれあっとった。

そらそーや、Aは可愛いし綺麗しスタイルいいし。性格もいいんや。

好きな人おっても可笑しくない。

この想い、叶わへんのかな…

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