四角い口の後輩くん

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それからもう暗くなるから帰ることになった

送ると言われたが、まだ明るいからって断った



家に着いてお風呂に入ってご飯を食べて

いつも通りだなって思った



最近私の毎日には必ずテヒョン君がいる




いつのまにか私のルーティーンも無くなってしまったけど不思議と違和感を感じなかった






ドライヤーで髪を乾かして携帯を開くと


「あ、まだ返信してなかったんだっけ」



授業中に来ていたホソク先輩からのメッセージ


会いたいなあ 、だってさ

　


さっきまでテヒョン君にキュンと胸をならせていたのにこの言葉に惑わされそうになる私がいて本当に最低だと客観視する自分がいる




これはなんで返すべき？



だってさ、これに私もです〜とか言ったらなんかめっちゃ好きな人みたいじゃん？

だからと言ってスタンプで返すのもなんか失礼だし



「んん、難しいな」



一人でベットに寝転がって呟いた




最終的に


【久々ですもんね！】


なんとも言えない返信をした



これは私にとって一線を引いたつもり

半分今のこの気持ちには気付いてる

けど、明確にするには時間と私の気持ちが必要



がんばれ、私



こんなに恋で悩むことなんてなかったのにな




きっとテヒョン君に出会ってなかったらこの言葉に今よりもっと舞い上がって私もです！って迷わず返信したんだろうな




カトクを閉じてSNSを見る

そして、少しの興味本位でホソク先輩のプロフィールを検索した




あれ、鍵ついてる


前は彼女いて悲しかったからフォローできないままでいたから鍵つけられたら何も見れない


でも、アイコンが変わってた

前はとても可愛い彼女さんとのツーショットだったけど今は他撮りのピンショット





別れたのかな




「って、おいまじで流石に引くよ自分」(




口に出てしまうほどに

自分のクズさに嫌気が差してきた


隙があればそんなことしか頭にない



やめたやめた

もう携帯は閉じて寝ようと目を瞑った

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