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「リボーンはこんなことしないわ!リボーンはどこ!?」
「ひいいいっ、やばいよ!」
「まかせろ!」
ディーノがボタンを押すとロボットリボーンは片言で「これはしれん」と言った。
「試練!?」
「そ、そーだ、リボーンの奴、結婚を機に毒サソリがどこまで自分のわがままを許してくれるのかためしてんだ」
「そ、そーそーそーだよ!」
「(……それ無理ありすぎじゃないか?)」
無茶苦茶な理由とリボーンがこくこくと激しく頷く様だったがビアンキは納得したらしい。
「大丈夫よ!これぐらいのこと私達の愛の前ではなんでもないわ!」
ぎゅっとリボーンを抱きしめながらビアンキが言うのでツナもディーノもほっと心底安堵した。
「……ツナくん、こんな調子でほんとになんとかなるのかな……」
「オレも薄々そう思ってるけどなんとかなるのを祈るしかないっていうか……」
そして次はキャンドルサービスとなった。辺りは暗くなりテーブルを回ってビアンキとロボットリボーンがキャンドルに火を灯していく。
「ランボさん、もっと運転したいなー」
「だめだよ!おまえのせいで大変だったんだぞ!」
「ちがうよ。ランボさんじゃなくてあのメガネが下手くそなんだよ。ヒミツだけどあいつバカなんだよ」
「ら、ランボくん、そんなこといったら、」
正直バカなのは同意したいところだが、獄寺に聞こえると面倒になる。Aが慌てて言うが時すでに遅しで獄寺が立ち上がって「このアホ牛が!てめーブッ殺すぞ!」と言った。が、話す相手が違う。よりによってビアンキだった。聴力いいくせになんで聞こえた方がわからないんだよ!と言いたくなる。
「ハヤト、よくきてくれたわね」
「ほぎゃー!!」
サングラスをはずして間近でビアンキを見てしまった獄寺は盛大に倒れて、手に持っていたリモコンを投げ出してしまった。
「いかん!」
「待ってディーノ!動かないで!」
「任せろ!」
「だからっ、」
部下のいないあんたに任せられるわけないだろー!!と言いたくなるが、ディーノはずるりと滑ってリモコンに頭突きをしてはめちゃくちゃに壊してしまった。
「リモコンがーっ!!」
「おっ、お、おい……」
「リボーン!?どうしたのリボーン?」
「オイルピュー!!」
よりによってキャンドルの火にオイルを吹き出してビアンキは炎に包まれてしまったのだ。
火のせいで髪がぷすぷすと焼け焦げたビアンキは誰が見ても、キレていた。
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しゃけ(プロフ) - このお話の最終話のほんと最後の部分で、苗字の設定がデフォルトのままです……! (2020年9月8日 21時) (レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もちぱふぇさん» そう言って頂けますと大変励みになります……!更新頑張ります!コメントありがとうございました^^ (2020年6月11日 10時) (レス) id: 1c1bad133d (このIDを非表示/違反報告)
もちぱふぇ(プロフ) - こんにちは!この作品ほんと好きでいつも楽しく見させてもらってます!これからも頑張ってください! (2020年6月10日 21時) (レス) id: c725358c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイ | 作成日時:2020年6月6日 10時