44.マフィアランド ページ26
「最高にステキねーっ!」
「リゾート!リゾート!」
船を降りれば賑やかな様子にAもわくわくする。あまりこういうところに行ったことがないので新鮮だった。
「セキュリティも完璧だぞ。この島は移動できるうえに強力な妨害電波で誰からも察知されないようにできてるんだ」
「まるで秘密要塞だな……」
「マフィアが真っ白な気持ちで休めるようにドス黒い金を大量につぎこんだからな」
「そこはまたやな感じですね……」
するとそこでロンシャンが彼女とデートだからと抜けていったので心底ほっとする。そしてリボーンの周りには記者が大量にいて、それを断っていた。
「おまえそんな有名なの?」
「まーな。ホテルの上を見てみろ」
そう言われて見上げるとリボーンの顔の風船と歓迎している垂れ幕がそこにあった。「さすがリボーンさんですね」とAはにこにこ笑う。
「ツナ!Aちゃん!ほら!みてごらんなさい!」
「!わあ、ビーチ!」
白い砂浜に青い澄んだ海。さっそく泳ぐことになったが、リボーンがツナを引き止めた。
「ツナはだめだぞ」
「え!?」
「入島手続きがあるからな」
ツナを代表者にしたらしくリボーンは着替えながら言う。入島手続き自体は簡単だろうがここはマフィアの島だ。ツナ一人で何かあったらと思い、Aが声をあげる。
「なら一緒に、」
「Aはだめだ」
「どうして?」
「おまえの息抜きでもあるんだからな」
リボーンの言葉にいいのだろうかと思っていればツナが「そうだよ、Aちゃんは先に遊んでて」と言った。
「……うん。あとで一緒に遊ぼうね」
「!うん!」
ツナは笑ってそう言っては受付に向かう。その後姿を見送りながらリボーンにいう。
「……リボーンさん、ツナくんちゃんと帰ってくるんでしょうか」
「さーな」
「(心配だ……)」
「いーからおまえは遊んでろ」
「……はい」
その時、ランボやイーピンがAの手を引っ張って一緒に入ろうというのでAは水着に着替えて二人と海に入った。
(ツナくん、戻ってこないなあ)
海で一通り遊んだあと遊園地に行くことになった。それでもまだツナは戻ってこない。リボーンが様子を見に行くから遊んでろと言っていなくなったのでまあ大丈夫だろうが。
(私ばっかり遊んでていいのかな)
「A」
ビアンキに声をかけられてAは顔を上げた。
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しゃけ(プロフ) - このお話の最終話のほんと最後の部分で、苗字の設定がデフォルトのままです……! (2020年9月8日 21時) (レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もちぱふぇさん» そう言って頂けますと大変励みになります……!更新頑張ります!コメントありがとうございました^^ (2020年6月11日 10時) (レス) id: 1c1bad133d (このIDを非表示/違反報告)
もちぱふぇ(プロフ) - こんにちは!この作品ほんと好きでいつも楽しく見させてもらってます!これからも頑張ってください! (2020年6月10日 21時) (レス) id: c725358c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイ | 作成日時:2020年6月6日 10時