＊ ページ18
「……」
「……」
「なによー二人して！あ！大丈夫！お邪魔はしないようにするから！ね！」
家を失ったトマゾファミリーはしばらくとめさせてほしいといってきた。それにはツナもAも微妙な顔をする。しかし全焼したきっかけはリボーンと獄寺だ。無視はできないだろう。ということでしばらく共に住むことになった。
「沢田ちゃん、もう桜井ちゃんとお風呂でばったりはした！？」
「は、はあ！？なにいってんの！？」
「だって、覗きたくなるのが男のサガじゃん！！」
「んなわけないだろ！ていうか！！絶対しないでよ！」
その夜、Aが風呂に入っている間ロンシャンがそんなことを言うのでツナは顔を真っ赤にして言う。ロンシャンはわかってるのかわかってないのかうんうん頷いていた。
(風呂場は鍵がついてるし大丈夫なはず……Aちゃんはオレが守らないと……！)
「ツナくん、ロンシャンくん、お先にいただきましたー」
「！！Aちゃん！」
風呂上がりのAは誰にも見せたくないくらいに警戒心がなさすぎる格好だった。ただでさえ風呂上がりで色っぽいのに、普段は下げている髪はあげていて、水滴がうなじに垂れている様とかショートパンツで白い足があらわになっている様、ほんのり赤く染まった鎖骨なんて、思春期男子には目の毒だ。
「おおー！」
「Aちゃん！これ羽織って、いや、腰に巻いて！！」
「え？」
「え、じゃないの！」
「なんでよ沢田ちゃん！色っぽいのに！もったいない！」
「黙っててくれるかな！？つーか見んな！！」
ツナが自分のパーカーをAの腰に巻きつけながらじろじろ見るロンシャンにキレる。Aは首を傾けながら、頭にはてなを浮かべた。
「いつもはこっそり見てるくせにな」
「ずるいよー沢田ちゃん」
「う、うるさいな……！」
「？えと、パンテーラちゃんも入ってきたから、お風呂どうぞ」
「う、うん、わかった」
わざわざありがとうとツナが言えばAはううんとふわふわ笑って自分の部屋にいった。はあ、と息を吐く。
「独占欲強いなあ沢田ちゃんは！」
「独占欲っていうか……Aちゃんは女の子なのに警戒しなさすぎで心配なんだ……」
「父親のようだな」
next
200609
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃけ(プロフ) - このお話の最終話のほんと最後の部分で、苗字の設定がデフォルトのままです……！ (2020年9月8日 21時) (
レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もちぱふぇさん» そう言って頂けますと大変励みになります……！更新頑張ります！コメントありがとうございました＾＾ (2020年6月11日 10時) (レス) id: 1c1bad133d (このIDを非表示/違反報告)
もちぱふぇ(プロフ) - こんにちは！この作品ほんと好きでいつも楽しく見させてもらってます！これからも頑張ってください! (2020年6月10日 21時) (レス) id: c725358c65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイ | 作成日時：2020年6月6日 10時
