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「ここがトマゾのアジトだぞ」
着いた先は日本の昔ながらのお屋敷だった。内藤とかかれたちょうちんまであり、マフィアというよりヤクザに近い雰囲気である。
「よし、まず偵察だな。こーゆーのは下っ端の鉄砲玉の仕事だぞ」
「?」
「いってこい」
「ぐぴゃーっ!!」
リボーンがランボを蹴飛ばして塀を通り越して中に落ちてしまった。偵察だというのに早速見つかっているランボの声が聞こえる。
「ちょっと、リボーンさん!」
「心配すんな」
「そこにいるのは誰だ!」
扉が開くとごつい連中が泣いているランボを持って現れた。
だが、連中はすぐに倒れてしまう。
「ランボくん、大丈夫?」
「Aーっ!」
どうして倒れたのかは知らないが一緒に落ちてしまったランボを立たせてやる。頰に土汚れがついていてハンカチで拭ってやった。
「あ!沢田ちゃんと桜井ちゃん!」
そこで、元気な声が飛び込んできた。この人は嘆き弾以外でテンションが落ちる日はないのだろうか。
「っかー!なんだよみなさん水くさいな!くるならくるっていってよー!よくきたねよくきたね!超かんげー!ゆっくりしてってよ!」
「いや……」
「……ロンシャンくん、あの、倒れている方々は大丈夫なの?」
ツナとAの手をブンブンふりながら挨拶するロンシャンに聞いてみると「あー、オレの部下だよ部下」という。
「今日も内乱でさー」
「「(内乱!?)」」
「ま、気にしない方向で!」
敷地内で銃撃戦やら派手に戦っている様をみて、これは何もしなくてもトマゾ壊滅するんじゃないか?と思う。
「ハルは気になりません!というか気にならないよう努力します!」
「何決心してんだよ!」
「わっ!もしかしてこの子沢田ちゃんの彼女ー!?」
そこでロンシャンがハルに気付いてはそういう時ハルは渋々「ええ、まあ……」と答える。
「なんでしぶしぶ嘘つくんだ!」
「沢田ちゃん、桜井ちゃんと別れたってこと!?」
「そもそも付き合ってないよ?」
「またまた〜!ボンゴレジョークやめてよ桜井ちゃーん!」
「Aちゃんとはライバルなんですよ」
「え!?三角カンケー!?沢田ちゃんやるねー!」
「ち、違うって!」
はっきり否定しているはずなのに何故誤解がまた広がるんだろう。もうスルーでいいだろうかと思っていればリボーンが「ゆっくり遊ばせてもらうぞ」と言うとロンシャンもウィンクをして張り切って返事した。
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しゃけ(プロフ) - このお話の最終話のほんと最後の部分で、苗字の設定がデフォルトのままです……! (2020年9月8日 21時) (レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もちぱふぇさん» そう言って頂けますと大変励みになります……!更新頑張ります!コメントありがとうございました^^ (2020年6月11日 10時) (レス) id: 1c1bad133d (このIDを非表示/違反報告)
もちぱふぇ(プロフ) - こんにちは!この作品ほんと好きでいつも楽しく見させてもらってます!これからも頑張ってください! (2020年6月10日 21時) (レス) id: c725358c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイ | 作成日時:2020年6月6日 10時