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「A、悲しいのか？」
「A姉……」
「♪→……」
「え、えええ、違うよ、なんでもないよ」
ランボとフゥ太、イーピンまで泣きそうになってくるので慌ててそう言えば、ビアンキが言う。
「迷子になって心細くなるなんてAも可愛いとこあるわね」
「！」
「あーそうだったんですか！」
「ここ広いしなーなかなか合流できなかったしな」
「怖かったのだな！もう大丈夫だ！」
「わ、私が迷子になったことになってる……」
いやそうなのか？とAはだんだんわからなくなった。とりあえずそれでことがおさまるならいいかと笑った。
「……うん。ふふ、見つけてくれてありがとう」
「Aは動物園初めてだからな」
「「！！」」
「リボーンさん、それ今必要な情報……？」
恥ずかしいなと思って顔を赤らめる。そこでツナはふと気付いた。
(Aちゃん……家族のこと思い出して、寂しくて泣いてたのかな……)
その複雑な環境がどんな環境だかは知らないがこないだ正月も会えなかったといっていたくらいだ。一緒に動物園なんていったことなどなかったのだろう。この家族づれの多い中で一人ぼっちになったAの気持ちを考えるとツナは胸が痛んだ。
「ならAちゃん、みんなでもう一回まわろうよ！楽しいよ！」
「！京子ちゃん……」
「そうだな！沢田の動物も決まったことだし！」
「え？そうなの？」
Aがツナを見れば、その決まるまでの過程を思い出して少し苦い顔をしながらうんと頷いた。何なのかと思えばハルが答えてくれる。
「ライオンですよ！」
「ライオンかあ。可愛いよね」
「……Aちゃん、絶対赤ちゃんライオン思い浮かべたでしょ」
「！！え！あ！ち、ちがうよーっ！」
「(やっぱり図星なんだ……)」
「百獣の王にふさわしい！たてがみ立派なの思い浮かべたよ！」
「ありがと……」
Aの必死なフォローをツナは力なく笑って聞いた。
そのあと回った初めての動物園はとても楽しくて、一生の思い出になるAだった。
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200606
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しゃけ(プロフ) - このお話の最終話のほんと最後の部分で、苗字の設定がデフォルトのままです……！ (2020年9月8日 21時) (
レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - もちぱふぇさん» そう言って頂けますと大変励みになります……！更新頑張ります！コメントありがとうございました＾＾ (2020年6月11日 10時) (レス) id: 1c1bad133d (このIDを非表示/違反報告)
もちぱふぇ(プロフ) - こんにちは！この作品ほんと好きでいつも楽しく見させてもらってます！これからも頑張ってください! (2020年6月10日 21時) (レス) id: c725358c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2020年6月6日 10時
