検索窓
今日:27 hit、昨日:14 hit、合計:105,117 hit

ページ48

「すごく……ステキでしたよ。リボーンちゃんのかわりに飛び込んでくれた10・代・目♡」
「な!!」
「さっきからドキドキして、ムネが……っ」
「はあ!?」

女心は秋の空というが本当にそうなんだろうか。昨日はリボーンのことが好きであんなにも怒っていた彼女がツナに惚れたらしい。獄寺が呆れている横で、良かったといえばいいのかAは曖昧に笑った。そんなAにハルがびしりと指をさす。

「だからあなたとはライバルです!」
「ええと、ツナくんとは付き合ってるとかじゃないよ」
「そんな嘘、信じると思いますか!?」
「まあなんでもいいけどとりあえず、」

Aはふわりとタオルをハルに被せてやった。

「ちゃんと拭いた方がいいよ。元気で可愛いあなたに風邪なんて似合わないからね」
「!!!」
「すげー口説き文句を……」
「平然と言い切った……」

Aが薄く笑って言えばハルは顔を真っ赤にさせてあわあわとし始めた。それを可愛いなあとAははのんきに思ってくすりと笑った。

「私は桜井A。ハルちゃんって呼んでもいいかな?」
「は、はひ!あ、あの!Aちゃん、だ、抱きしめてもらってもいいですか!?」
「はい?」
「何言ってんのー!?」

ツナが間に入ればハルが「やきもちですか!?」と言う。どっちにどうやきもちなのか全く意味がわからなかったがツナはとりあえず全否定した。

「というかいきなり態度変わりすぎだろ!」
「Aの口説き文句で落ちなかった奴はいねーからな」
「口説き文句って、私は思ったことしか言わないよ」
「基本人たらしだろ」

人聞きの悪い……とAは思うが、ハルがAの手をぎゅっと握ってにっこり笑った。

「じゃあハルとAちゃんは良き同志でありライバルとして頑張りましょう!」
「うーん、なかなか誤解が解けないな。ごめんねツナくん」
「いやこっちこそごめんね……」

誤解は解けなかったがハルと友達になれてほっと一安心したAだった。




next




200526

11.問7→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レイ(プロフ) - しゃけさん» 夢書きとしてそういったご感想を頂けるのは本当に嬉しいです……!コメントありがとうございました! (2020年9月8日 18時) (レス) id: df9096b5a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - すごい、下の方もコメントしていますが本当にこの物語の夢主ちゃんは馴染んでいますね…。原作に入れたみたいな感覚で、とっても面白いです!続きぶっ通しで読みます。 (2020年9月7日 21時) (レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - めぐさん» そう言って頂けますととても嬉しいです……!ありがとうございます(*^^*) (2020年6月22日 9時) (レス) id: 1c1bad133d (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - さっき見つけて今読んでいる最中だけど、リボーンの物語の中に夢主ちゃんがすごーく自然に存在してて好きです (2020年6月21日 12時) (レス) id: 5732f558d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レイ | 作成日時:2020年5月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。