＊ ページ12
「かわすのが上手いな」
「かわすのっておまえ……人聞き悪いようなこというなよAちゃんに」
小声でリボーンとツナが話しているのを他所にAは振り返って微笑んだ。
「ツナくん、手のひら大丈夫？」
「え？あ……」
「火傷になってるね」
Aがツナの手を取って開かせれば先ほどダイナマイトの導線を握り消したせいか軽く火傷になっていた。
「す！すいません！！オレのせいで！！」
「い、いや、だ、大丈夫だよ」
謝られてるのに怖い……とツナは思いながらAをみる。
(Aちゃんの手、小さいな……)
「保健室いって手当してもらった方がいいよ」
「オレが付き添います！！」
「え！」
「じゃあ私先生に伝えておくね」
Aがにっこり笑って言えばツナは獄寺と二人きりにしないでほしいなんて言えるはずもなかった。
「やっぱりマフィア関係だった……」
一人廊下を歩きながら呟く。
ダイナマイトで無茶苦茶な戦いをする同い年の少年の噂は聞いたことがあった。確か、スモーキンボムといっただろうか。
(リボーンさんだな、呼んだの)
部下を増やすためか、と内心納得する。それはツナの本質を見抜いているからできることだ。
(でも、そっか、ツナくんは10代目なりたいわけじゃないんだな)
それはマフィアになりたくない自分と同じような気がして、一方的にだが同志だと思った。
(頑張れツナくん)
とりあえずボンゴレにならないでくれ。
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200524
初期のツナははたしてダイナマイトから庇ったりするだろうか……と自分で書いておきながら思いました。
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レイ(プロフ) - しゃけさん» 夢書きとしてそういったご感想を頂けるのは本当に嬉しいです……！コメントありがとうございました！ (2020年9月8日 18時) (
レス) id: df9096b5a8 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - すごい、下の方もコメントしていますが本当にこの物語の夢主ちゃんは馴染んでいますね…。原作に入れたみたいな感覚で、とっても面白いです！続きぶっ通しで読みます。 (2020年9月7日 21時) (レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - めぐさん» そう言って頂けますととても嬉しいです……！ありがとうございます(*^^*) (2020年6月22日 9時) (レス) id: 1c1bad133d (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - さっき見つけて今読んでいる最中だけど、リボーンの物語の中に夢主ちゃんがすごーく自然に存在してて好きです (2020年6月21日 12時) (レス) id: 5732f558d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2020年5月24日 16時
