［HQ］事故にあって美少女に生まれ変わったけど正直私は傍観したい

ほんぺーん28 ページ32

貴｢おはよーございます｣


いつもよりも賑やかな体育館。そこのドアを開けると日向よりも少し小さい、ツンツンの黒い頭が見えた。


日｢おーっす！A！おはよー！｣


影｢はよ｣


西｢っ！？おおおお！お前もしかして一年で入ったマネージャーか！？｣


ほおおおおおお、と拳を握り締めてこちらに駆け寄るツンツンの黒頭…もといのやっさんに思わず少し後ずさる。

…っまじで…本物？本物ののやっさん！？！？


貴｢っはい！１年１組田浦Aです！マネージャーで入りました！よろしくお願いします！｣


思わず大きな声で挨拶をして大きく頭を下げると、のやっさんは大きな声で笑い、私の肩を叩いた。


西｢元気が良いなお前！！俺は西谷夕だ！よろしくな！｣


貴｢っはい！あの、のや先輩って呼んでいいですかっ！？｣


がばっと頭を上げて真っ直ぐのやっさんを見ると、ぼっと顔を赤らめたのやっさんと目があった。


西｢…年下の女子に先輩って呼ばれるのって…なんかいいな｣


呼べ呼べ、どんどん呼べ！と豪快に笑う のや先輩に思わずはいっと大きな声で返事をする。


日｢…なんか、悔しいな。俺らだってこの前やっと呼び捨てしてもらえるようになったばっかなのに｣


影｢…っ、くだらねー事いう前に練習しろ日向ボケ日向ァ｣


日｢いってえ！殴る事ないだろ！？｣

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