【刀剣乱舞】あはは、ゆるりと過ごそうよ。

懐かしの戦友 ページ10

その後、物凄く慌てた長谷部と加州にベリべりと引き剥がされて距離を取られた


長谷部は「主に無礼を！！！主、大丈夫ですか！？」と慌ただしく介抱してた





めんどくさい事は避けたいので、宴会場を一回り見渡して、私を見つめていたある刀の元へ行く




「久しぶりだね、鶯」



鶯丸「嗚呼、久しぶりだな。相変わらず元気そうで良かった」


上品に盃に酒を入れてAに渡す


「おや、珍しく茶じゃないんだね。ありがとう」


鶯丸「俺だっていつも茶を飲んでる訳じゃないぞ……お前が来て安心した」



「大包平はまだ来ていないんだね……大包平はまだ天下五剣の称号を気にしているのかな？

正直そういうのはどうでもいいと思うんだけど」




鶯丸「はは、お前は変わらないな。」



「鶯も変わらなくて安心したよ。これからも宜しくね」




「何だ。久しぶりに会ったと言うのに平家の刀は挨拶にも来ないのか？」




ふと後ろから声をかけられて頭に重みが乗った



「悪いね、後で挨拶をしようと思ったんだけど…先を越されたね、

久しぶりだね。膝丸」



膝丸は不機嫌そうにAの頭に腕を乗せて文句を言った



膝丸「まったくだ…相変わらず平和ボケな事を言うものだな。警戒心をもて、警戒心を…」





「あー、そこの………僕の弟の人！少しどいてもらってもいいかな？」



(((今絶対忘れてた)))




「おー髭切じゃないか！久しぶりだね」



髭切「久しぶりだね、A。日本酒でも飲む？」


「何で強いやつ持ってくるのさ、お酌してよねー」


髭切「えー、僕はAにお酌してほしいかな？」


鶯丸「俺にも分けて欲しい……何故膝丸は泣いているんだ？」



3人が仲良く談話している中、一人広間の隅で体育座りをして沈む膝丸



膝丸「…別に…兄者に名前を忘れられて泣いている訳ではない………」



髭切「あー…ごめんね？肘丸」
膝丸「ひ、ざ丸だ！！！兄者！！！」



鶯丸「まぁ細かいことは気にするなピザ丸」

膝丸「君さっき言えてただろう！？」


「まぁまぁそういう事はどうでもいいよね」


髭切「そうそう、大雑把に行こうよ」


今剣「げんじばんざい！」


「「源氏ばんざいっ」」


膝丸「兄者ｧー！！！」



平安刀のフリーダムすぎる会話に膝丸は項垂れる
その場にいる誰もが不憫すぎる膝丸を哀れみの目を向けていた。

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