上着を着るだけの話 ページ35
「…………」
ある日の非番のときの事
Aは非番であるため、小鴉のブラッシングをした後、何気なく廊下を放浪していた。
たまたま髭切と膝丸の部屋を通りかかったとき、麩が少しだけ開いてるのを見て覗き込んだが誰もいない
そこにあるのは膝丸の内番ジャージが綺麗に畳み込まれていた。
そして冒頭に戻る
「……………(ｷｮﾛｷｮﾛ」
何を思い立ったのか、周りを見渡した後そっと部屋に入り麩を閉めた
「ちょっとだけなら、いいよね」
そして膝丸のジャージのファスナーを開けて腕を袖に通す
「あはは、１回着てみたかったんだよね。じゃーじ」
憧れのジャージを纏い、ファスナーを首まで上げた
やはり身長差や体格差が関係してるため、袖はビロビロに余って手が出ない状態
肩幅は大きく余ってブカブカ
裾は長く、Aの履いてるショートパンツを隠した
「大きいなぁ…いい香使ってるなぁ。」
膝丸「ここで何をしているんだ？」
「!!!!?」
急に声をかけられて相当ビックリしたのか声も上げずに畳に転がり込んでしまった
「は、ひ、いつから、」
膝丸「主に用があってな。今戻った。
Aは何故俺のジャージを着ているんだ？」
膝丸は表情を変えず、無表情で聞いてきた
「ちょっとした出来心で…ごめんね、すぐ脱ぐから」
膝丸「ああ。今すぐにでもそうしてくれ」
「あ、はい」
髭切「ありゃ？Aはこんなところで何をやってるんだい？」
そのときまた麩が開いて髭切が顔を出した
「あ、勝手に入ってごめん…」
髭切「………その格好どうしたの？」
髭切はAが膝丸のジャージを着ているのを見て微かに目を釣り上げた
「すぐ返すから二人ともそんなに怒らないで、」
膝丸「！？怒ってなんか、」
髭切「ｸｽ)…そうだね。膝丸は怒っているから早く返した方がいいね。
ジャージの代わりだけど、僕のジャケット貸すよ」
自然な手付きでファスナーを下げてジャージを脱がせて自分のジャケットを肩に着せる
「髭切のも大きいんだね」
髭切「まぁAと比べたらね。とても似合っているよ」
膝丸「あ、兄者！？」
髭切「どうしたの？髭丸」
膝丸「膝丸だ！！あと俺は別に怒ってなんか…、」
髭切「はいはい。A、今日それ貸してあげるから少し部屋を空けてくれないかな？」
「？？わかった」
髭切「宜しく頼むよ」
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琴葵(プロフ) - 更新されないのが勿体ないくらい面白いです!!!!!!更新楽しみに待ってます!!!!!! (2016年3月25日 3時) (
レス) id: 905678d174 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - つい最近名前を変えまして、ややこしくてすみません！ (2016年1月25日 11時) (レス) id: 81abac8700 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - うさにわさん» 返答ありがとうございます！そうだったんですか！ニコニコ動画に投稿してあった動画です。よかったら視聴してみてください！ (2016年1月25日 11時) (レス) id: 81abac8700 (このIDを非表示/違反報告)
うさにわ - Ruriさん» すみません、そのようなつもりは無かったです…それは何という動画ですか？ (2016年1月24日 12時) (レス) id: dc75b8c90b (このIDを非表示/違反報告)
Ruri(プロフ) - コメント失礼します！今剣と髭切のお話のところがサイトで見た動画とそっくりだったのですがその動画を参考にして書いたのですか？似ていたのでそうなのかなーと思っただけなので不快に思ったらすみません！ (2016年1月24日 4時) (レス) id: 81abac8700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさにわ | 作成日時：2016年1月2日 4時
