【刀剣乱舞】あはは、ゆるりと過ごそうよ。

白と黒 ページ16

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鶴丸「Aさん…」





「ん？何かな鶴」






幼い鶴に背丈を合わせるようにしゃがんだ

すると幼くて小さな手で、私の手を包んだ




鶴丸「俺には……何で兄弟がいないの？」




その目線は仲良く蹴鞠をして遊ぶ今剣と三日月と小狐丸

それを微笑ましそうに見る岩融と石切丸




「そんな事はないよ。鶴にも沢山の兄弟がいるよ」



鶴丸「皆……盗まれたりしたから、いなくなっちゃったの？」




手に力がこもる




鶴丸「俺もいつか……盗まれたり、するのかな？そしたら、俺の弟になる刀が、悲しんじゃうかな……」



ついにはしゃがみこんで涙を流す鶴


「そんな事はない。鶴が強ければ盗まれる事もないし兄弟にも出会えるさ

それに……私がいるよ」



そんな鶴を抱き抱えて背中をトントン叩いて落ち着かせる




「私のことを姉上とでも何でも呼んでいいよ。


私が、鶴を守る」





鶴丸「ほんとに…？俺の兄弟になってくれるのか？」



「勿論だよ。だからもう



涙を流さないでね」




幼い顔に自分の袖をやって涙を拭ってやるとくすぐったそうに目を細める鶴







鶴丸「姉上………約束だよ？」

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