【刀剣乱舞】あはは、ゆるりと過ごそうよ。

過去と水 ページ13

「おおお……！！湯船が広い！！」


久々の光景に感動したのか、キラキラしながら浴槽に向かって走り出すA



厚「Aさん走るなよ、転ぶから……って遅かったか」



厚の忠告も虚しく、足を滑らせて浴槽に落ちてしまった


そのさながらは短刀達が呆れるほどだった




乱「何でAさんは胸までタオルを巻いてるの？」



「ん？ああ背中に大きな傷があってね…短刀達を怖がらせたくはないからね」

※女って隠してるわけではない




秋田「別に僕ら気にしませんよ？あ！なら僕がお背中流します！」


秋田が元気よく手を上げて言うものだからAは「お願いするよ」と言った



今剣「もー、きいてください小夜くん！！Aったら ついさいきんまで みずがこわいみずがこわいっていってたんですよ！」



小夜「…今剣のつい最近っていつなの？」


今剣「うーんと、せんねんちょっとまえです」



薬研「へぇ、Aの姐さんは水が恐かったのか」



「……まぁ、今では少しマシになったけど……
自分の味方達が次々に海に身投をしていくの見たらね…まぁ細かい事は気にしないで」



笑いながら怖い事を言うものだから五虎退が涙目になって前田が顔を真っ青にしている



薬研「…俺が…俺が悪かった…それ以上その話は止めよう」


「あいわかった」



薬研も顔に手をあてながら震えた声で言うが、Aは終始ニコニコしていた






「Aちゃーん！」




風呂場の戸が叩かれ、主がAの名前を呼んだ




戸を開けて、間宮に返事をしながら顔を出すと、間宮は真っ赤になりながら服を差し出した


間宮「こっ、これ！！上がったらこれ、使って！！、しつれいしました…！」


慌てて早口に言って逃げようとするが、Aは間宮の手を掴んだ




「主さんも入らないの？」



間宮「ひぇ！！？、Aちゃん何いいってるのの？？
刀であれどもも男の人と入るのは無理だよ…！」



「ああ、短刀といえども男だからね。無理言って悪かったよ

また今度2人で入ろう」



間宮「っ！！！？、２人も無理！です！！」



顔を真っ赤にしながら服を押し付けて逃げるように出ていく間宮を不思議そうに見た






「…少し…積極的すぎた、かな？」

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