・・・・の部屋で..。(ＪＵＭＰ×ＪＵＭＰ)部屋シリーズ(１)

＝唇・２＝ ページ14

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コンコン・・・儚げな小さなノックの音に、

オレは、ゆっくりと・・・ドアを開ける・・・・・。


オレを見つめるいのちゃんの・・
潤んだ瞳は・・ユラユラと音をたてている・・・・・。


オレは、妖しく笑い・・「いのちゃん・・入って・・」と言った＿＿＿＿＿＿。



何も言わない・・
いのちゃんの唇は、うっすらと開いていてオレの唇を待ち侘びている・・・。



ゆっくりとオレの後ろを付いて部屋に入り・・俯いて立っている・・・・。


ベットに座ったオレは、
「いのちゃん・・・おいで・・。」と手を差し出した。


フラフラと・・ユラユラっといのちゃんはベットに近付き・・

震える細い指先を俺の掌に置いた＿＿＿＿＿＿。


「ふふ。・・いのちゃん、可愛いな・・。」

いのちゃんの細い指先を、ギュッと握って引っ張り



オレの胸元へ引き寄せ・・もたれ掛かったいのちゃんに・・


「いのちゃん・・今日もモフモフのパジャマ着てくれたんだ？」


オレは、とろみの付いた瞳を見つめて・・


「ねぇ・・いのちゃん・・。
　・・この前オレが、山ちゃんと楽屋で話してるの聞いてたの？
　モフモフのパジャマ着てる子って可愛くて触りたくなるって・・？」





いのちゃんの瞳から、
キラキラと音をたてて雫が溢れてゆく＿＿＿＿＿＿。





「だから、用意してくれたんだよね？オレの為に・・。
　・・ありがとう・・。・・嬉しいよ・・いのちゃん・・・。」




いのちゃんは潤んだ唇をゆっくり動かし・・・




「・・ゆ・うとぉ・・・じ・・さ・・なぃ・・で・・？」＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

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