ヤンデレ福城聖の長編かもしれない小説

俺の物 ページ22

君が逃げた、外に逃げられたら…！
僕は刀を持ち外へ出た
僕よりは足が早くないから外じゃなくて家の中か

A「ぐすっ…ぐすっ…」
聖「こんなところn…」
A「殺したかったら殺せば」
A「私はあの時死ねればよかったって思うよ！」
聖「…！」

あの時死んでたら僕はもう…！

聖「違うんだA！君が生きてるだけで俺は…！」
A「私は兄の聖が好き」
A「聖は妹としてじゃなくて女として私が好き」
A「妹の私はいらないんだよね」
聖「ごm…」
A「触らないで」

もう、これじゃ今までのように戻れない
ｼﾞｬｷ
君はもう諦めた顔をしている、刀を向けても怯えもしない
こんなはずじゃなかったのに…！
ｸﾞｼｬ
刀に血が飛び散り、ぐったりとした君が倒れた

A「愛して…る…聖…お兄…ちゃ…」
聖「ぁ…」

僕が殺したんだ、幸せに暮らしたかっただけなのに、どうして




誰かに取られるぐらいなら、俺のこの手で…




今から急いで手当すれば…！




そうやって誰かに取られても知らない
!




聖「どうしてAちゃんは笑っていられるの…」

君は笑ったまま死んだ
僕はあんなに酷いことを言って殺したのに！
涙が溢れて止まらない、視界が歪む
必死にまだ温かい君を抱きしめる




君の血はこんなにも美しいんだ
眠りついた顔も美しい




どうしてこんなことを…！僕は大好きって言ってくれる君が…！




これで君は俺の物
俺が死ぬまでずっと一緒






End
俺の物

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