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_ ページ8
mg side
そうして俺は、都会の真ん中を歩いていた
自分が、自分の人生を壊した場所
自分が、簡単に汚れていった場所
懐かしさ、
後悔、
罪悪感、
恐怖、
様々な感情が込み上げてくる
ここで死ぬってのも、
意外とアリかもしれないな
そう思ったとき、
ふと、金髪の青年が蹲っているのが目に入った
初めて見たその青年に、どんな事情があるのかは知らない
知る由もない
なのに、
青年のさらさらとした髪に触れ、
同じだ、と
そう思ってしまった
俺と、同じ
と
何が、
それは自分でも分からない
ただ、
目の前の青年のことが知りたくなった
青年のことは、
『考えてみたい』
そう心から思えたんだ
deadend…行き止まり
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作者名:Nana* | 作成日時:2021年1月11日 23時