＊３０−５＊HC ページ49
ガシっとスミンの腕を掴んで、壁に押し付ける。
こういう状況すらこの女にとっては喜びの瞬間なのか、うれしそうに笑う。
宇宙大スターのスイッチを入れて、女を見つめる。
HC「お前、俺の女になりたいの？」
見つめると赤面して小さくうなづくスミン。
「ずっと願ってきたの、ヒチョルの彼女になりたいって」
HC「へえ…」
じっと見つめてくるその女に、貼り付けたような笑顔を見せるとさらに赤面する。
その一瞬の隙をついて、女の上着のポケットに入ってるデジカメと携帯を奪う。
俺の作戦に気付いたスミンは取り返そうと必死になって殴ってくる。
そのスミンの後ろ、遙かに高い位置に伸びた手にその携帯を渡す。
「返せ！私の携帯！ヒチョルの写真！」
KH「ヤー。ヒョン、ココは分かりにくい」
その場にやってきたのはキュヒョナ。
GPSで居場所を見つけてきたらしい。さすが…オタク…。
HC「ココが一番人目につかない場所なんだよ」
KH「…彼女ですか、ヒョンのサセンは」
「キュヒョンシ！！！わあ！本物！」
目をキラキラさせる女。もう心のそこからブスにしか見えない。
こいつと仲良く仕事してたと思うと、ゾッとする。
KH「この女、警察に突き出したほうがよさそうですよ」
HC「なんで？」
KH「デジカメの中身…ヒョンの写真ばっかり。」
キュヒョナが差し出したそれを見ると、どれも仕事中の俺の姿。
通勤、退勤、休憩まで。完璧なストーカー。
「ヤー！私を訴えたら、Aシとのこと、バラすわよ！」
HC「エーイ！このくそ女！」
KH「ヒョン！アンデ！」
俺が我慢がならなくってついに女に手をあげそうになった。
それを止めたキュヒョナは意地悪く笑う。
KH「ハン・スミンシ。有名な大学出身なんですね。父親は企業の会長、母親は有名な製菓店のオーナー。兄は将来有望な議員だとか？」
賢いキュヒョナは友達のネットワークを使って切り札を用意していた。
この短時間でよくぞそこまでというほど細密な情報を、キュヒョナは得ていた。
「だから何？」
悪びれる様子も無く、腕を組むスミン。
KH「せっかくいい大学をでて、エリートコース間違い無しなのに、なんで市役所に？あー、そうか、あなたが一家の問題児だから。大学も替え玉ですか？」
「あんた…アイドルの癖に頭がキレるのね？」
キュヒョナも色の無い目でスミンに言い放つ。
まるでドラマのセリフのようにすらすらと相手に付け入るすきすら与えない勢いで。
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しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
