＊３０−３＊HC ページ47
昼食の間、同僚達の話題はついさっき上がってた”コ・Aのマンションに侵入者？”の件で。
俺はポーカーフェイスでその話しを流していた。
だけど誰かが”そういえば昔ヒチョルシと共演したよね？”と振ってきたせいで、巻き込まれることになった。
HC「あの時俺、尖がってたんで、Aシとすっごい険悪だったんですよね。ネットでもそう言ってませんでしたっけ？恋人同士の役なのにめっちゃ仲悪かったっていうね…」
そういった俺の隣で黙ってたスミンが突然声を上げた。
「ヒチョルシの芸能生活の話題はしないで！って前も言ったでしょ？彼だって言えないことくらいあるのよ！アラッソ？！」
「「ネー、ミアネ。ヒチョルシ」」
HC「気にしないでください」
どん！と目の前に置かれたスープ。
隣で満足げにニコニコするスミン。
気を使ってくれたのに、ナゼか感じる違和感。
笑顔が、いつもと違う気がする。
何も考えず食事を続けていると上司のことで盛り上がる同僚。
ふと隣に居たスミンの手が、俺の膝の上に置かれた。
HC「は？」
俺はどうしていいかわからず無視して食べ続けた。
無意識においてる事もあるのかもしれない…。
拒否しない俺に気をよくしたスミンは、次に俺の手と自分の手を絡め始めた。
チラッとこっちを見て、意味ありげに笑う。
口元が弧を描くけど、そそられるような感じじゃない…。
顔はまあまあ美人だけど、俺のタイプじゃない。
元々そういう気持ちはさらさらないし…。
思い出したいつかのこと。
はあ、まただ。
何で俺の周りにはこういう女ばっかり・・・と思ってると。
スミンが急に目を吊り上げた。
視線の先には、Aのポスター。
それはまるで、サセンの目に似ていた。
好きすぎてどうしようもない、狂った目。
俺はスミンの手をサッと外し、立ち上がる。
俺がお前に落ちるわけないだろうという態度で。
意思表示をしておかないと、つけあがることは目に見えてたから。
HC「すみません、先に戻ります。仕事…まだあるんで！あ、支払いはしておきます。今日は僕の驕りです」
”わー！ヒチョルシ！”と盛り上がる同僚の中、スミンの目は鋭かった。
出口で会計するために、歩を進める。
スミンの目、今まで見たことが無かった。
嫉妬のような羨望のような、憎悪に満ちてる目。
何で俺の周りにはいつも…。
そう考えながら支払いをしようとすると、ケータイが鳴った。
キュヒョナからだった。
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しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
