＊３０＊ストーカーとサセンペン ページ45
事務所に一度寄って対応を決めるというマネの言葉通り。
社長室に、広報担当とマネ、社長そして私。
箱の中身をもう一度見る勇気は無かったけど、どうしても見せなきゃ話しにならない。
広報担当の機転で、私たちは手袋をはめてその箱を空けた。
中には私とヒチョルの写真。
一緒にいるところも撮られてるけど、明らかに盗撮。
私の顔写真には無数の針。
そして赤い血文字のようなもので”消えろ”とかかれてる。
これは明らかにヒチョルのことが好きな、過激なペンの仕業だろう。
私に対して敵意むき出しなのが分かる。
じゃあ、あれは？
私の家の盗聴器とカメラ、盗られた下着。
マネははっとして呟く。
「これ、犯人が一人じゃないのかも…」
広報担当が頭を抱えてこっちを見る。
「…ヒチョルシのサセンが宅配を送りつけて来て、同じタイミングで、Aのストーカーが家に侵入したということ？」
わたしはマンションを引き払い、密かに引っ越す事となり。警察にも届ける事になった。
マスコミにはばれないようにしたつもりが、何処かから漏れ、その日のトピックスになった。
マネが携帯を新しいものにしてくれ、ヒチョルに知らせてくれるというので任せた。
同時に、ヒチョルに渡してくれと手紙を託した。
ホテルにチェックインして放心状態で座っていると、社長と広報が来た。
「A、ペナルティーだよ。」
「は？」
「大河の前にオフでもと思ったんだが、働いてもらう。これ以上ヒチョルシと一緒に居られたら、こっちの事務所はつぶれてしまう。」
「社長…」
「相手が悪いんだ。なんで彼なんだ…恋愛するなと言わん。だがよりによってなぜSM所属の彼なんだ？」
「ドラマ、やりたくないです。出来ません」
「お前が売れてないときに支払ってた資金回収、まだなんだけどな…」
「社長！所属タレントを脅すんですか？」
「…歴史ドラマ、全20回。悪女役だ、初めてだろ？こっちでは。中国ではよくやったよな、お前の当たり役」
バン！と投げつけられるように置かれた台本。
主演俳優は人気の大物。
ヒロインはじわじわ人気に火がついた子役出身のアイドル女優。
そこに私の名前。
「これを機に、ヒチョルシとの関係を清算したらどうだ？」
「出来ません…」
社長の目が私を鋭く突き刺すようだった。
「仕事と男、天秤にかけるようなタイプだったか？女優の娘なのにな…」
「…え？」
社長がナゼそのことを知ってるのか、わたしは一瞬だけ戸惑った。
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しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
