＊２８−９＊ ページ37
HC「ちょっと飲むか？」
そういってベランダの鍵を閉めたヒチョルはキッチンに消えた。
HC「つまむもんねえし、作る気もないから酒だけ」
そういって焼酎瓶とショットグラスを二つおいた。
「ヒチョラ、明日仕事なのに飲むの？」
HC「エーイ、これくらいで影響しねえから。」
「…実は真面目なのにね」
HC「俺に深酒させてどうする？俺のこと襲っちゃうわけ？」
「ヒチョルのこと…食べてもいいなら、食べちゃうよ？」
HC「バーカ、そういうこと言えるうちは、まだ大丈夫そうだな！飲むぞ！」
ソファに座る私の下の床にどかっと座るヒチョル。
その隣のスペースを”ぽんっ”って叩いて私を呼ぶ。
黙って移動して注がれた焼酎をヒチョルとぶつける。
グッと飲み干すと喉が熱い。
二人で一本あけてしまったころに、少しずつだけど酔ってきた気がする。
空腹で飲むからだ。
こてん、とヒチョルの肩に甘えると、そのままふふっ。って笑う気配がした。
「ねえ、ヒチョラ…」
HC「あ？」
「大河の撮影ね、一年近くなるじゃない？たぶんさ、このマンションにも帰れなくってさ、自由時間も無くってさ、会えないんだよね」
HC「そっか。」
「あんなに売れっ子になりたかったのに、どうしてこんなに怖いんだろう。」
HC「怖い？」
「怖いよ、ヒチョル。もうヒチョルのこと二度と失いたくないし、離れてくのが怖い」
久々に弱音を吐いてしまった気がする。
しかも結構なシリメツ具合だ。
そんな私の肩を抱き寄せて、ヒチョルは魔法のようにあの言葉を言った。
HC「大丈夫だ。お前はやり遂げる。俺は待ってるし、心変わりなんかしないから」
そういって目が会ったヒチョルは。
私を引き寄せて自分に跨らせた。
同じ高さの目線になって、私の涙腺は決壊しかけた。
だけど、それを上回るヒチョルに対する”愛しさ”が沸き起こって。
わたしはヒチョルの首に手を回してたくさんキスをしていた。
そこで、記憶が途切れた。
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しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
