＊２８−３＊HC ページ31
HC「あー、俺、今日泊まってくな」
「いいけど、、、大丈夫なの？」
HC「は？・・・何が大丈夫なのかよくわかんねえけど、大丈夫だ」
久々のやり取り。
Aが買ってきた下着と着替えを持ってバスルームへ。
「一緒に入る？」って冗談っぽく聞こうとして出来なかったのは、もうAの姿がリビングに無くって。
光の漏れてるベッドルームから何かごそごそ聞こえたから。
何か隠すものでもあるのか？なんて思わずにやけた。
俺が先に入って、Aが後で風呂を済ませた。
HC「A、、、」
名前を呼ぶとスッピンの幼い顔を上げて俺を見つめる。
あー、やばいな。
我慢できるかな、俺。
いや、アレを伝えるまではダメだ。
サプライズの計画が…。
風呂とか全部二人とも終えて、決して広くは無いけどセミダブルのベッドに寝転がる。
不意に顔の向きを変えたAが、俺の胸に顔をうずめて深呼吸した。
「ヒチョル、本当に煙草やめたんだね」
HC「ああ、やめた。」
「あの匂いね、いっつもヒチョルが帰った後、そこらじゅうに残り香みたいに居てね、苦しかった」
HC「苦しかった？」
「ヒチョルと別れてからもね、どこかに染み付いてたの。それに同じ煙草のにおいの人と局内ですれ違うと、目で追っちゃって。
ああ、もう私の側にはヒチョルは居ないんだなって思って。一人になったんだって実感したの」
その言葉を聴いてもう、切なくなって。
Aを思い切り抱きしめた。
どんな愛の言葉より、強烈な告白だと思った。
それなのに、あの時はそんな風に思ってくれてるなんて思いもしなくて。
離れてるだけで、Aの想いを信じられなくって。
あの日、きっとAが俺の居るCLUBに足を運んでなかったら。
間違いなく俺たち、あの後壊れてた。
もう二度と想いが重なる事も無かったし、こうして穏やかに話しをすることも無かった。
HC「もう、、、大丈夫だ。二度と離れない」
「、、、ずっと？」
HC「ずっと側にいる」
なんでずっと側に居るって思えたのか分からないけど。
きっとこのとき、ようやく男としての責任感みたいなものを自覚したんだと思う。
おせーよ、って話しだけど。
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しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
