＊２７−２＊ ページ23
「ドンヘくん、ヒチョルって家事出来るのかな？」
DH「なに？急に…」
「いや、ちょっと思うことがあってさ」
DH「ヒョンなんで宿舎では滅多に…トゥギヒョンが皿洗いしてるのは見たことありますけど、ヒチョルヒョンは…」
「…だよね」
…っていうかリーダーが皿洗いって！
またマンネを叱らなければ！
今日はドラマの打ち上げ。
マンネ事件以来、私と打ち解けたドンヘくん。
懐いてるっていうか、びびってるっていうか。
ヒョンスニム！って積極的に呼び出したのは彼らしくって。
私もドンヘシから、ドンヘくんって呼び方を変えたんだけど。
彼は相変わらず天然さんだから、時々きゅんとするような事をしでかすわけで。
それが彼の持ち味でもあり、短所なんだろうな。
この前も、後輩の女優がドンヘくんの優しさを勘違いしたって言ってたし。
さすがみん彼だよね。ということにしておこう。
DH「来週の土日、ヒョンとお出かけですか？」
「何で？ヒチョルが何か言った？」
DH「ドラマの打ち上げはいつだ？って聞かれて。その後ニヤニヤしながらキュヒョナに耳打ちしてたので」
「…また浮気するかと思った？」
こくんとうなづくドンヘくん。
私とヒチョルのことほんとに心配してくれてるんだね。
私はそんなドンヘくんに意味深な笑いを返した。
「もうヒチョルは浮気しないと思う。…私とヒチョルが終わるときは、ヒチョルが本気で誰かを好きになってしまったときだと思うから。」
DH「ヒョンスニム…そんな」
「ううん、そのときはヒチョルのこと頼むね。私とヒチョル、永遠に一緒…って無いかもしれないから」
わたしは思っていた。
「ずっと一緒に」「いつか一緒に」
そういうの、きっとヒチョルたちのような立場の人間には、言いがたい言葉だって。
ヒチョルだってその言葉の重みをしってるから、絶対に言わないし。
わたしだって求めない。
ドンヘくんの頭の上にはてなマークが浮かんでいる間に、私は目の前のワイングラスを飲み干した。
「あ！これおいしいよ！飲んで」
DH「Aシ、さっきのって。」
「ああもう！その話しは終わり！もういいでしょ？」
何か言いたげなドンヘくんをさえぎった。
「もしも、なんてありえないけど。別れることに限ってはもしもってありえるから。こういう仕事してると、わかるよね？」
ナゼか私より泣きそうなドンヘくんをみて、彼も人に言えないつらい恋でもしてんじゃないだろうかと、妙に心配になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
