＊２６−５＊HC ページ19
Aが後ろを向いた瞬間。俺はテレビ画面に張り付いた。
HC「てめーら、見んな！」
DH「え！どいてよー、ヒョンスニムが見えない！」
SM「ちょっとー！ドンヘで見えない！」
騒ぐ魚を目で殺す勢いで睨む。
ソンミナは意味ありげにニコニコしながらこっちを見てくるから、居心地が悪くなる。
その隙にリョウガは隙間から眺めてるし、マンネはパソコンで中継されてるのを見てるせいかこっちをみない。
HC「あー！一人で見るんだった！」
そういった瞬間、マンネの口元がゆるくカーブして、こっちを見た。
その他の奴は黙ってみてる。
KH「ヒョン、、、そんなに騒がないでください。ほしければ後でコピーしてラベルつけてあげますから。」
HC「お前！！コピーなんかするな！ラベルもいらねえ！」
KH「…それに、これくらい我慢しないと。映画ではもっと際どいらしいじゃないですか？ヤキモチですか？らしくない」
HC「ああもう！…お前に言われたくない！」
KH「あのドレスの中身、唯一知ってる人なのに、ずいぶん余裕ないんですね」
ああ、マンネがこんなふうに捻くれたの、Aのせいだ。
っていうか、ドレスの中身に反応するなよ、ドンヘ。
ニヤニヤしやがって…何、想像したんだよ、鰯。
HC「あーもう、マジ、最悪」
DH「ヒチョルヒョン、黙って見ててよ。綺麗だよ、ヒョンスニム」
Aのドレス、こんな露出があるなんて聞いてない。
これじゃあまるっきり身体丸出しだ。
ストンと胡坐をかいて座った。
そのままじっと眺める。
むっとむくれる俺を見ながら、メンバーが笑ってるのも不機嫌に拍車をかけた。
だけど。
だけど、Aの顔がアップになったとき、俺はうれしさの余り立ち上がった。
HC「あいつ！」
俺の目の前で無残にも引きちぎられたダイヤのペンダント。
壊れたままテーブルからいつの間にか消えてたけど。
ピアスに加工したのか、片方だけ髪を寄せたAの耳に、ちゃんと俺のモノだって主張するようにいる。
画面越しに真っ赤なルージュのAが、”ふっ”って笑った。
その瞬間会場の空気が完全にあいつに染まった気がした。
それだけじゃなくって、アレだけギャーギャー言って騒がしかった宿舎の中が。
一瞬で静まり返った。
RW「凄く綺麗だね、ヒョン。絶世の美女ってああいうのを言うんだよ」
HC「俺のほうが綺麗」
RW「えー？ヒョンスニムのほうが綺麗だよ」
俺は凄い女を手に入れたのかもしれないと、そのときふと思った。
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しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
