＊２５−２＊ ページ11
HC「どういうこと？」
「、、、今のヒチョル。全然かっこよくないよ。」
HC「は？」
「あたしの好きだった宇宙大スターは、居ないんだね、もう」
HC「A…悪かった。魔が差したんだよ」
「、、、ヒチョル。これ以上幻滅させないで」
ヒチョルの前を有無を言わさず立ち去るその刹那。
片手にちぎれたペンダントを持ったヒチョルは、小さく一言紡いだ。
心の底の声。
あの時と同じ悲しみの声。
あの夜を思い出させるそのひと言。
そっか、今はヒチョルがシリメツなんだ。
私はその言葉に立ち止まった。
HC「カジマ(行くな)」
ヒチョルはいつも巧妙で。
とってもずるい男だと思う。
私がヒチョルのその「カジマ」に弱いって分かってるの？
そのまま私の後ろに蹲るヒチョル。
「何してんの？、、、立ったら？宇宙大スターらしくない」
発破をかけるつもりだった。
励ますつもりでもあった。
でも、わたしは失敗したんだ。
そのひと言は、今のヒチョルにとってはよくない方向へのスイッチだったみたいで。
おもむろに立ち上がったヒチョルの眼光は鋭く。
私を追いかけてきて様子を見ていたドンヘシを捉えた。
おろおろするドンヘシにひと言告げて、私の腕を掴んで出口に向かうヒチョル。
店の前に止まってたタクシーに私を押し込むと、勝手にマンションの住所を告げる。
怖いくらいの勢いに、私はそれ以上何かを言う事を諦めた。
よみがえったのはあの中国での一晩のことだった。
ああ、またなのか。
そう思っていた。
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しお(プロフ) - jonticさん» ありがとうございます！SJのお話は実はこれが初めてで、試行錯誤だったりしますｗｗ更新頑張ります！ (2014年6月10日 14時) (
レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - うふふ。そうです、、最近自分の更新すらおぼつかなく以前のように他の作家さんの作品を読んでいなかったのですが見つけちゃいました！更新楽しみにしています！ファイティング！ (2014年6月9日 20時) (レス) id: 1fe14e6c9e (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - jonticさん» まさか!!!間違ってたらすみません。チャニョルとミノのお話書かれてますよね？！ひー!!!実は読んでます！（ほかの作品はまだ手が付けられてません、作品の数を見て白目）恐れ多くもコメントいただけるなんて!!!すみません、私コメント残さず読んでます！ひー（白目） (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - minoko1002さん» ありがとうございます。毎日更新していきますので時々もやもやさせてしまうかもしれませんが（いいところで切れてたりしがちなんです、私）最後までお付き合いくださるとうれしいです (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます。番号のふり間違いです。直しました (2014年6月9日 11時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年5月14日 9時
