＊２２−８＊ 20XX年某日 ページ37
後にも先にも、あの日が一番だったとヒチョルは言う。
普段は口にさえ出さないが、酔っ払うとその話しを持ち出す。
(頼むからメンバーの前でしないで欲しい)
、、、心の底からヒチョルを欲しいと思ったわたしは。
あの夜、ヒチョルを食べてしまいたい衝動に駆られた。
正にヒチョルを”食べたい”と思っただけの行為。
わたしからした事もなかったし、ヒチョルがしろと言ったこともなかった。
、、、だけど、それをしちゃうわたしは。
やっぱりあの時ちょっとだけシリメツになりかけていたのかも知れない。
、、、それには後日談もあって。
それにすっかりハマッたヒチョルが、しばらくの間「まな板の上の鯉」みたいになって。
夜の営みが原因でケンカすることになるとは思っても見なかったけど。
結局それがわたしとヒチョルの愛を深めた事に変わりは無かった。
思い返せばそれすら笑える思い出で。
それをグレープフルーツジュース片手にしらふで聞かされる私の身にもなってほしい。
「あ！」
HC「何？！どっか痛い？」
突然前かがみになって声を上げた私に、ヒチョルが焦って声をかける。
「、、、宇宙人が、動いてる」
HC「ヤー、お前、、、」
DH「宇宙人って何？！」
遊びに来ていたドンヘくん(寂しがりやってほんとなのね)が不思議そうに尋ねてくる。
「あれ？まだ聞いてないの？」
ヒチョルを見ると首を横に振ってる。
そうか、まだ教えてないんだ。
眉毛を下げてこっちを見るドンヘくんに不覚にもキュンとしてしまう。
そんな私を見て、ヒチョルがまた口角を上げてにやりとする。
それ、やめてって。
弱いんだよ、その顔。
HC「ドンヘにキュンとしてんじゃねーよ」
一人置いてけぼりのドンヘくんをみて、爆笑のヒチョル。
この笑顔を見ながら、わたしたちの話は再び2011年のあるときに戻る。
＊２３＊time is coming 2011年X月→←＊２２−７＊HC
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しお(プロフ) - ねっこべくひょんさん» わあ！ありがとうございます！嬉しいです♪初めてのヒチョル様作品になりますので、楽しいと言っていただけて感激です。毎日コンスタントに更新できるように頑張ります♪ (2014年5月11日 9時) (
レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
ねっこべくひょん(プロフ) - 昨日見つけたのですが、このような大人っぽいどろどろしたストーリーが初めてで、楽しく読んでいます！更新がんばってくださいね(*^_^*)待ってます！ (2014年5月11日 8時) (レス) id: ed49e8abb2 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - naeponさん» ありがとう♪しかし、昼頃見つけてしまったんだ。ヒチョル様のｳｷﾞｮﾙキス写真に、死亡。 (2014年4月25日 12時) (レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
naepon(プロフ) - しおちゃん♪の書く小説だいすきだよぉ(^3^)/ (2014年4月25日 9時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年4月25日 8時
