＊２２＊食べたい ページ30
バタン。
自宅のベッドに倒れこんだ。
スプリングが跳ねて、わたしの背中を跳ね返す。
身体の疲れが取れないのは仕方ないにしても、頭の中ははっきりしていた。
ヒチョルに今すぐ会いたいし、眠い。
ピロン♪とメールの音がしてカバンを漁る。
≪お姉ちゃん！デビュー決まった!≫
妹のソラだった。
ヒチョルと同じ事務所で練習生をしていたんだけど、2009年。
あるガールズグループのメンバーの選考から漏れたとき、辞めた。
それからしばらくは普通に高校生活をしていたはずなんだけど。
わたしの知らないうちにどこか他の事務所に入っていた。
(この時は一番上のミヨンオンニが奔走したって聞いたけど)
今の事務所に入って、また生き生きしてきたと思っていたら、そのニュース。
すぐに電話をかける。
「ねえ、それってどっきりなんじゃない？」
「ひどーい！本当だって！平均年齢高いんだけどさ、マンネなの！わたし」
「、、、マンネは大変だよ」
「お姉ちゃん、アイドル詳しいんだっけ？」
「、、、あんたね」
「そうだった！スーパーアイドルと付き合ってるんだもんね？上手く行ってるの？」
「、、、まあ、今のところ」
「宇宙大スターなんだから、苦労するよね。あのオッパはもういいの？なんだっけ…入隊して、もう二年だっけ？」
「その話しは、、、」
「あ、ミアネ・・・」
ソラはきっと悪気があって言ってるんじゃない。
ただ、まだこのときはヒチョルに対して余り良い印象がなくって。
むしろ悪いイメージがあったと思う。
セクシーヨジャの件とか、別れたときのわたしの状況とか、ヘオジジャと付き合って！を繰り返したりとか
「話したいことあるから、今度会わない？」
「、、、ん。いいよ。」
「アッパたち元気？」
「知らないよ、わたし宿舎だもん」
淡々と話すソラの頭の中は、デビューに向けて想いを馳せてるのか時々上の空になる。
「ミヨンオンニは？」
「知らないよ、SM辞めてから会ってないし」
「そっか、ソラ、ファイティン！」
上機嫌なソラとの電話を切ると、妙なタイミングで鳴るインターホン。
ヒチョルは連絡無しに来たりしないから、宅配なのだろうか？
そう思ってインターホンのモニターをみて、驚愕。
「何で？！」
笑顔でこっちを見てるのは、まさかの人物で。
存在すらさっきまで忘れていた人だったから。
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しお(プロフ) - ねっこべくひょんさん» わあ！ありがとうございます！嬉しいです♪初めてのヒチョル様作品になりますので、楽しいと言っていただけて感激です。毎日コンスタントに更新できるように頑張ります♪ (2014年5月11日 9時) (
レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
ねっこべくひょん(プロフ) - 昨日見つけたのですが、このような大人っぽいどろどろしたストーリーが初めてで、楽しく読んでいます！更新がんばってくださいね(*^_^*)待ってます！ (2014年5月11日 8時) (レス) id: ed49e8abb2 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - naeponさん» ありがとう♪しかし、昼頃見つけてしまったんだ。ヒチョル様のｳｷﾞｮﾙキス写真に、死亡。 (2014年4月25日 12時) (レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
naepon(プロフ) - しおちゃん♪の書く小説だいすきだよぉ(^3^)/ (2014年4月25日 9時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年4月25日 8時
