＊１３−３＊ ページ37
「離して…」
HC「シロっ(イヤだ)」
「自分が怖い、いつかヒチョルを苦しめる」
HC「またそれ、、、大丈夫だ。」
「どうしてわかるの？」
HC「理由なんかねえよ、大丈夫っつったらそうなるんだよ」
「意味わかんない」
その途端ヒチョルの手が緩んだ。
わたしの肩をゆすってる。
きっとこういうときのわたしは重症だ。
最近ようやく分かってきた。
「ごめんね、なんでもない…もう言わない。きっと役が抜け切ってないんだよ」
HC「頼むよ、マジ…俺。別れないから」
「ん、ごめん」
こうしてナゼだかあの夜以降、不安定さを増したわたしと、グループの事で余裕が無いヒチョル。
お互いの配慮が欠けるとこうして衝突して「ヘオジジャ」「シロ」「ウェー？」の三点セットのやり取りは続いた。
原因のほぼ大半はわたしの支離滅裂な言動からで。
ヒチョルが忙しくて会いにこなくなると、不安になる。
そして”リオちゃん”の夢を見る。
わたしは一体何者だろうと不安が増す。
急に怖くなってヒチョルを試す。
そうやって常に思考の海にはまって行った。
その回数は日を追うごとに増え、ヒチョルはそんなわたしを見ているのがつらくなったんだろう。
部屋に来る事は無くなって行った。
そしてその年の年末。
限界を迎えたヒチョルと私は。本当に別れた。
今度は「シロ」とはいわなかったヒチョル。
理由はわかりきっていた。
ヒチョルが限界を迎えたから。耐えられなくなったんだと思う。
別れを決めた朝。
タイミングを計っていたかのように、例の訴訟の判決が出た。
ヒチョルはこのタイミングで、「一人で歩く練習」という意味深な言葉をネットに上げた。
わたしはその記事を読んで、初めて。
ヒチョルにひどい事をしてしまったと、自分を責めた。
そして、もうヒチョルの側に居られないことを、現実として受け止めた。
苦しむヒチョルに追い討ちをかけてしまったことで、わたしはもう…二度と恋なんかしたくないとすら思った。
その後、やはり国内での仕事が思ったように入らず。
ヒチョルの姿を見ることもつらかったわたしは、事務所が立てた台湾のほうの支社に移籍した。
そう、もう二度と、この国で女優をすることは無いだろうと。
そのときは別れを決めていた。
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しお(プロフ) - まみさん» えーと、希とついてる方が連載中です。ついてないのは連載前の試験公開の作品ですので、中身は公開まで内緒ですー！すみません！ (2014年7月13日 14時) (
レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - あゆあ☆１さん» こんにちは、パスのついてない方が連載中です。パスの方は先行公開のほうなので、もう追い付きますよー！お読みいただけるのはタイトルに希←がついてるものだけになります。ごめんなさい！ (2014年7月13日 14時) (レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
あゆあ☆１(プロフ) - 汐 さんはじめましてです＾−＾小説をよませてもらってます＾−＾いつも楽しみに読ませてもらってます＾−＾ぜひ続きを読みたいのでパスワード教えてください＞＜よろしくお願いします＾−＾ペコリ (2014年7月13日 13時) (レス) id: 58d6f964b4 (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - こんにちは！この小説大好きなんですが、途中からパスワードがかかってて読めません(￣▼￣；)よろしければ教えてもらえませんか？続きが気になって気になって(笑▽笑) (2014年6月29日 10時) (レス) id: e10cbe5985 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - naeponさん» あわわわ！今気づきました。えっと、メッセージ送っておきます！ (2014年4月17日 8時) (レス) id: c026f6b756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐
| 作成日時：2014年4月7日 8時
