第206話 返上すんぜ！……んん？ ページ24
『んっ…………ふ、ぁ……、！？』
だっ、誰だよ、結婚式でのキスなんて一瞬とか言った奴！
【……一瞬じゃなかったなー。教えてやろうか？ 今7秒経過したぜ】
キスの時間を数えるんじゃないッ！！
「わ、わぁ……！ ユキちゃんとお
「あら、ヘタレ感が消えてるわ。おかしな男ね」
うっ……わぁああああ！！！
愛しのハルにガン見されてるぅうう！！ 視線を感じるぅうう！！
親友ビアンキにもガン見されてるぅうう！！
は……恥ずかしすぎるっっ！！
どすっ！！
「う゛お゛っ！！？」
『な……長すぎっ！！』
止めるために容赦なく鳩尾を抉った私は悪くない！
【いや、ヒドすぎるだろ。花嫁が愛しくってたまらねー新郎にする仕打ちじゃねーって】
いっ、愛しいとか言わなくていいからっ！
【ハイハイ、ツンデレ乙】
ツンデレじゃないッ！！
「ユキさんーー！！？」
「おおっ！！ 今のパンチは凄まじいな！！ 我がボクシング部に……！」
「わぁああ！ お、お兄さん！ ユキさんを勧誘しないでください！！」
「しししっ♪ 花嫁にフラれるとかウケるし……っ！」
「ユキちゃんは照れ屋さんだものね〜」
だ、だってこんな公衆の面前で……あ、あんなキス……！
【恥ずかしかったんだよなー、はいはい。わかったからスクアーロを正気に戻してやれよ】
「……」
『あっ』
白目剥いちゃってる、やばっ！
◇◇◇
「ご結婚おめでとうございます、ユキさん！」
「おめでとうございます！」
『ありがとう、綱吉くん、武くん』
なんとかスクアーロに正気を取り戻させて謝り、今は二人して挨拶まわり中だよ。
【ボンゴレ10代目勢だな】
「先程のパンチは素晴らしかったぞ！！ 是非ともオレとスパーリングをしてほしい！」
「怪我するようなことさせるかぁ！！」
「ユキじゃなくて芝生頭が怪我すんだろ」
うん？ 爆弾少年ったら私が暴力女みたいな言い方しちゃってまぁ……凍らすよ？
「！？ さ、寒気が…」
『そういえばリボーンくん、雪シリーズは全て砕け散ったって聞いたよ。丁度いいからボンゴレ雪の守護者は返上させてもらうね☆』
「えっ……えええぇ！！？ そ、そんな簡単に返上できるの！？」
『だってリングないし』
これで正真正銘、私を縛るものはなくなった……んんっ？？
『……リボーンくん？ これは何かなぁ？』
ぷにぷにの掌には見覚えのあるものが…
「雪のリングだぞ☆」
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霽月(プロフ) - 緋雨さん» ありがとうございます!! お陰様でなんとか完結させることができました。いつもコメントありがとうございます。たまに番外編ものぞいてやってくださいね。これからも精進します!! (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a6fc521fe8 (このIDを非表示/違反報告)
緋雨 - ハル姉 完結おめでとうございます！！ ユキちゃんとスクアーロの結婚式 読んでてとても面白かったです！！ 今までとても素敵なこの作品を書いてくれてありがとうございます！ お疲れ様でした！ (2019年8月30日 20時) (レス) id: abe5765737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霽月 | 作成日時：2019年6月17日 23時
