最年長のハリネズミ (ページ2)

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一生一緒(黒色) ページ2

三度目の正直って本当だなって実感したよ。

1度目は美愛影。
2度目は原石の原型となるドラマ。
3度目は原石の正式デビュー。

2度目までは、一緒でいることに素直に喜べたけど、またそこから離された時にはもう限界だった…

2回のグループ分かれはあまりにも傷つき、思わず距離を取ってしまった。
正式に原石というグループが作られてもまた離される恐怖が忘れらず、中々距離を縮められなかった。

それでも、過ごす時間が増えていくたびに、少しずつ近づいていってしまう。

ゲームの隣で同じ動きをして笑い合い、怖い話しでは隣で思わず掴んでしまった。
寝起きドッキリでは、ドッキリ出来なかった俺をおいしくしてくれるのとか、ほんと、頭あがんないって思った。

デビューが決まった時は、一生一緒の文字が頭をよぎった。
一緒にいられるのがどれだけ嬉しいことだったか、君にはきっと伝わってないだろう。

デビュー決まってからは翻弄されっぱなし。

ジェットコースターの隣に座って、俺の名前を叫ぶなんてあざとい可愛さ。

ボウリングの同じチームで一緒に投げて、皆を一緒に笑わせられる楽しさ。

誕生日のドッキリで見せてくれたくしゃくしゃの笑顔。

最近も、ライトバンドブラザーズって俺のパロディ披露してくれたり、どんだけ喜ばせてくれるの？って。

某雑誌のタイトルに優しい引力と書かれた君にぴったりの表現。その言葉通り、色んな人が君に引き寄せられている。

メンバーをみても、公認カップルのジェシー、親友の大我、地元友達の樹、じい孫の慎太郎。

メンバー以外も引き寄せる君。同時デビューの雪男なんか絡みが多かったから、振り返れば嫉妬してたなって場面も。

緊急ライブ配信での恋人にするなら誰？の時、阿部ちゃんが選ぶのは予想通りだったけど、目黒も選んでたことに驚いた。

阿部ちゃんとカップルで歩いてくの見てたら、置いてかれたみたいで寂しくなった。

CD特典映像で、阿部ちゃんと仕事の相談してる話しはショックで、樹が君の膝に手を置いてるのに当たり散らしてしまった。

これ以上取られたくない。心の底から思った。

今、俺は君に近づく努力をしている。そう遠くない内に君の１番になれるように。