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54 怒る人 ページ5

( urata side )


浦「...はい、真司郎ー」

スマホを持ち主にかえす



與「あいよ、もうー、
俺がかけたのに誰からかかってきたか
わからんかったやろな(笑)」



そう言って真司郎が向ける先はにっしーで、




いや、俺じゃない?まぁ
先に奪ったやつが悪いのだろう。




俺がさっき取った行動に膨れてるのが二名。




西 「なんで奪うの??!」




末「ほんっとおまえはAちゃん好き過ぎだろ。」





宇「ほんとだよねー、」




西「あー、おれのAなのにー、」





ケラケラと笑いながら指を指して笑ってる秀太に、
賛同する宇野ちゃん。





そんなメンバーを見て、ふとこの前のバーの時のAちゃんの言葉を




思い出す、




「当たり前って常にあると、失ってしまった時が怖い。」



グラスを片手に俯きながら発した不安がちな言葉、



その瞬間 あ、この子好きだな、って気付いて、



いや、最初にご飯行った時から可愛いな、とは
思っていたけれど。



その瞬間、


気になる、から恋心に変わったのだと確信した。


だから、少しでも俺を気にしてほしくて



「連絡するね、俺から。
だから今は連絡先、いいよ。」


と、Aちゃんを焦らせるようなこともした。

連絡先をすぐさま交換しなかったのは
駆け引き、あせらすようにみえたかもしれないけど



ほんとは、


俺ががっついた男だと思われたくなかっただけ。



情けないと思う、

けれどこれが俺の引き寄せ方、狙い方だから。






俺は、Aちゃんが、好き。








にっしーと膨れてるもう1人、その1人は



気にしてないかのように知らない顔をしてるのは、日高。



だけど机に指をカタカタ鳴らしてるので落ち着かせてるのが気になるのが伺えて、また、焦る、




日高も、Aちゃんが好きな風にみえるから。






その様子をみてたら、言わずにいられず




正々堂々と勝負に出ることを決める




まだ怒ってるにっしーに笑ってる皆から離れて、



日高の元へ向かい、ぼーっとしながらも
まだカタカタ鳴らす指を掴み留め


顔を日高の耳元へ近付けて、言う。









浦「俺も、Aちゃんのことが好きだから、
よろしく。」









驚いた顔をして俺を見る日高を後ろに会議室を出る、





俺は今日Aちゃんが事務所に来る時に
優しくいられるのだろうか、けれど





気付いた気持ちには、素直でありたい。

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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ続き気になります!!!頑張ってください!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 410f0c8008 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 日高くんおちにしてほしいです! (2018年4月3日 18時) (レス) id: 10b35a8cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:saku | 作成日時:2018年2月18日 18時

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