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朝。


俺は起きると朝メシを適当に済ませて会社に行く準備を始めた。


「コネシマくん、今日の朝もまた惣菜パン?」

kn「惣菜パンで悪かったな…」

このやり取りも、もはや日常茶飯事や。


「ねえ、コネシマくん」

kn「ん?」

玄関で靴を履きながら、Aの方を見る。


「今度の休みさ、どこかに遊びに行かない?…家の中にずっと居るの飽きちゃって」

kn「外出たりとかしてへんのか?」

「なんか1人だと姿を消しても、人目が気になっちゃって…。」

確かにAは、家の中ばっかりやったら何も出来んし退屈やろうな。
テレビは流したままとかにしとるけど。

たまには気分転換に外に連れて行ったらなあかんな。


いや待ってくれ、これはデートってゆうことでええんか?


「コネシマくん、休みが少ないし無理そうだったらいいよ!」

kn「ええよ、行こう。どこ行きたいか候補考えといて」

「ありがとう、コネシマくん!」

Aの嬉しそうな顔は、初めて見たかもしれん。


kn「ほな、仕事行ってくるわ」

「いってらっしゃい!」


俺は今日もAに見送られながら、会社に向かった。

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作者名:じう | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年9月8日 18時

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