【d!】ヘブンリーブルーの秘密【kn】【完結】 (ページ27)

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リビングに戻ると待ちくたびれたAが、やっと来たかと言わんばかりに勢い良く俺達を見た。

「コネシマくん、遅いよー！チーノくん久しぶりだね、ショッピくんもいらっしゃい」

大先生をスルーしたのは、聞かんかったことにしよう。

shp「Aさん、どもっす」

ショッピくんは、相変わらず眠そうな声でAに挨拶をした。

ci「ここにA先輩がいるんですか？」

ut「A…？もしかして、花宮Aちゃんのこと？」

やっぱり、チーノと大先生にはAの姿は見えんらしい。

ut「花宮ちゃんって…。どういうことや、シッマ？」

大先生はAがここにおるとか、なんも知らんから普通はその反応するやろうな。

kn「大先生の質問には、後で答えるわ」

俺が大先生にそう言うと「…分かったわ」と納得してないのか、やや不服そうに引き下がった。

kn「チーノ、Aはそこの椅子に座っとるで」

ci「あの時A先輩がトラックから助けてくれたので、今の俺がいます。本当にありがとうございました！」

「チーノくん…」

Aの声は、もちろんチーノには届かへん。