【d!】ヘブンリーブルーの秘密【kn】【完結】 (ページ18)

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俺はAとショッピくんを連れて家に帰った。

kn「ほい、ショッピの分」

shp「ありがとうございます」

コンビニの袋に入ってるショッピくんの分の晩メシを渡して、俺は自分用に買ったコンビニ弁当を開いて食い始めた。

「コネシマくん、サラダも食べて」

kn「へいへい」

俺はAに、サラダを食べるように指摘されてサラダの容器の蓋を外した。

kn「まさかショッピくんが、Aの事が視えとるとは思わんかったわ」

「本当にね」

shp「自己紹介まだでしたよね、俺は塩戸平和って言います。不本意ながら、コネシマさんの後輩やってます」

kn「不本意ってなんや。高校からの後輩やのに、ショッピくんはつれへんなぁ」

「私は、花宮Aです。コネシマくんの同級生で10年前に死んだんだ。塩戸くん、同じ高校だったんだね」

shp「ショッピでええですよ」

「じゃあ、ショッピくんで…」

kn「そういえばA、同じ学校の奴を庇ってトラックに轢かれたって聞いたけどほんまなん？」

「うん、そうだよ。同じ部活の後輩だったんだよ…名前は千野綾橙(ちのあやと)くん。仇名はチーノっていう子なんだけど…」

同じ高校の千野綾橙といえば、見知った顔しか心当たりがない。
チーノは、大先生と同じ部署で働いとる後輩や。

shp「俺、事故当時にチーノから話を聞いたことあるんですよ」

「チーノくんは何て言ってた？」

shp「部活の先輩が俺を庇って交通事故で死んだ…って。Aさんの事だったんですね」

ショッピくんは点と点が線で繋がったのか、納得したようや。