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A ｢SEVENTEEN ? なにそれ ?｣
Aに
俺の事について
話していくうちに、
避けて通れなかった
SEVENTEENの事について
彼女は
無知だったようで。
A ｢… … 13人の男性アイドルグループ ?｣
JH ｢そう。で、これが俺ね｣
A ｢え、ジョンハンって芸能人なの ?｣
JH ｢一応ね、まだまだ新人だけど｣
SEVENTEENと検索すれば、
携帯の画面に
次から次に流れてくる
ネットの情報に
Aは
目を丸くして驚く。
A ｢他に12人もメンバーがいるの ?｣
JH ｢うん。今は一緒に宿舎で暮らしてる｣
A ｢え、13人全員で ?｣
JH ｢そうだよ｣
A ｢いいなあ ! すっごく楽しそう !｣
JH ｢… … 普通そこは、大変そうとかじゃない ?｣
A ｢まあ、大変そうだけど。でも、なんか青春っぽいじゃん｣
JH ｢… … … 青春 ?｣
A ｢ジョンハンは青春の真っ只中なんだね｣
ただただ
目まぐるしいだけの生活を
それが青春じゃんと、
彼女は
笑って言った。
その笑顔を見ると、
確かにそうかもしれないと
思えてしまった。
A ｢メンバーみんな、顔整ってて綺麗だね｣
JH ｢… Aのタイプは ?｣
A ｢えー … うーん … そうだなあ … … この人かな !｣
JH ｢… … … … ジョシュアかよ｣
A ｢え、なんで ? ダメだった ?｣
JH ｢… いや、別にダメじゃないけど。… … シュアな理由は ?｣
A ｢すごく優しそうな笑い方してて紳士っぽいから !｣
JH ｢はい、騙されてる。シュアは
ジョシュアの
評価を下げる俺に
Aは
不思議そうに首を傾げる。
そんなに
シュアがいいのかよと、
なんだか
面白くない俺は
分かりやすく不貞腐れる。
A ｢でも、やっぱりジョンハンが1番素敵だけどね｣
メンバーが映った画面から
俺へと
視線を移して、
Aは
また笑って言った。
その言葉に
思わず彼女の方を向けば、
自然と
視線は合わさって
妙な胸の高鳴りを感じる。
A ｢言ったじゃん｣
JH ｢… … …｣
A ｢ジョンハンは天使みたいに綺麗だねって｣
鈴の音のような
彼女の声は、
俺の心に
簡単に入り込む。
やっぱりAは、
不思議だ。
.
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作者名：しろくま
| 作成日時：2022年7月5日 5時
