【REBORN】最弱幹部は息を潜める 2nd Bullet (ページ45)

今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:35,563 hit

目的69:死神達ページ45

白蘭の話を要約するとチケット代わりに装置に死ぬ気の炎を装填しろと。
その量ツナのX BURNERの20倍だそうで、かなりの量なのは想像に難くない。

それで私達をチョイスの舞台へ転送するという。
主導権を握られているのが本当に腹立たしい。
ため息を吐き白蘭から照射されるサークル内へ入る。

「へぇ、Aチャンはいるのにまだ全員いないんだね」
「間に合えば問題ないでしょ。
そんなに大きくてムカつく顔を拝むくらいなら、
私もゆっくりくればよかったよ」

その狭まるサークルへすごい勢いで近づいてくる2つの気配。

「さぁおいでよ。それとも人数が足りないから
500万FV出せないって言い訳でもする？」

ツナもそれに気づいたか、それともいない2人を信じていたのか。

「いいや来る！」

つなのその声と共に恭弥君と山本君が姿を表す。

「何してんの君達」「よっ、待たせたな」

その2人の登場を合図にⅩ世と守護者が一斉にボンゴレ匣を開匣する。

「シロ、あのムカつく面ぶっ飛ばせ」

私も例に漏れず炎を放つ。全員で1000万FVオーバー。
もちろん条件はクリアで転送が開始される。

「久しぶり、恭弥君」
「……久しぶりだけど、ここまで早く会えるとはね」

10年前に屋上で分かれてから、体感では1ヶ月も経っていない。
私はこの時代の恭弥君と会っていたからもっと短く感じるけど。
彼から見ても次の再会まではもっとかかると踏むのも当たり前だ。

「……多少は強くなったかい？」
「強くなったって言わなきゃ君に咬み殺されそうだ」

一体その'君"は目の前の彼なのか、それとも別の彼なのかはわからない。
両方かもしれない。

装置が起動しチョイス会場へと転送される。

決戦が、始まる。