目的63:彼への評価 ページ39
それから数日後、通ったミーティングルームにみんながいる気配を感じ足を向けた。
中にはツナや守護者数人とリボーン、跳ね馬がいた。
「……皆さんお揃いで」
「あぁ、Aか。修業の進み具合をチェックしにきたんだがお前は?」
跳ね馬が問いかける。
他の人の報告は一通り済んだ様子だった。
「ボンゴレ匣は形態変化も含めて確認済みで、今は連携を詰めてる。手応えも申し分ない」
何よりこの時代の私がいかに強かったかわかるほどに、クロとシロが優秀だった。
それを聞いてなら問題ねぇな、と跳ね馬も笑う。
「ラン♪ラン♪ランラン♫」
ミーティングルームの大きなモニターにアニメのような映像とそれに合わせて音が鳴る。
いや、何これ。
「何者かに回線がジャックされています!」
その焦りの声の間にも映像は止まらない。
「ランランランラーン♪ビャクラン♫」
「ハハハハハッ、どう?おもしろかったかい?」
その声と共に白髪で目の下にアザがある青年が映る。
ミルフィオーレファミリーのボス、白蘭。
「嫌だなぁ。チョイスについての業務連絡なんだから、
そんなに睨まないでよAチャン」
「あら、それは失礼?」
言葉はかけるものの、態度は崩す気はない。
ボンゴレを攻撃した等で腹立つのはもちろん、
理由不明の私の生捕り・それに仕向けたのは暗殺者、
本当に腹の底からこいつが嫌い。
「で、チョイスの日時についてだけどね。
6日後お昼の12時に並盛神社に集合」
「並盛で戦うの?!」
場所の指定に驚くツナ達を手元にある甘味山盛りのパフェをスプーンですくいながら続ける。
「んー、どーだろーね。とりあえず必要な準備して、
最低でも過去からきたお友達は全員つれてきてね」
ツナ達は京子さんやハルのことを気にしていた。
もちろんそれも重大なことだと思う。
ただその指定の仕方は私も入るわけで。
「Aチャンももちろんだからね」
「……でしょうね」
これでも守護者だ。元から行く気ではあった。
ただ姿を隠してという方法は封じられてしまったけど。
「本当、出雲クンが殺されるのは想定外だったよ」
「私はあんな最高の暗殺者を捕獲に使った方が想定外でしたけどね」
きっと出雲は主力戦で戦った雲の六弔花の男の名前何だろう。
今まで対面した相手に名前を聞いたこともなかったし、
今回は特にその余裕もなかった。
「随分彼を買ってるみたいだね」
「えぇ、少なくとも暗殺者の使い方を間違える誰かよりは」
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透嘉(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» 頑張ります!!!!!! (2021年12月18日 6時) (レス) id: 78d91e03ad (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2021年12月16日 23時) (レス) @page35 id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
heathaze815(プロフ) - アメさん» ありがとうございます!嬉しいです!もっと面白いと思っていただけるように頑張ります!! (2021年12月1日 19時) (レス) id: 78d91e03ad (このIDを非表示/違反報告)
アメ - ほんっっっっっとうに面白いです!!! (2021年12月1日 12時) (レス) @page13 id: 18e6f4cdec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透嘉 | 作成日時:2021年11月25日 0時