【REBORN】最弱幹部は息を潜める 2nd Bullet (ページ13)

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目的37:愉快犯ページ13

というわけで空のリングを手に入れはした。

基本は他の守護者達と同じようで、
それぞれの属性のマークが描かれた部分には何も描かれていなかった。
試しに炎を灯してみると藍色の炎が出た。

「霧の炎だね」
「……霧の守護者って術士だよね。なんで私が霧属性持ってるの」
「生まれ持ったからでしょ」

じゃあ何故私はすぐに幻覚汚染起こすんだろう。
自分も持ってるもので酔ってたらやってられないんだけど。

「まぁ使えるものは使うからいいけど」

恭弥君と空のリングの使い道について話そうとしたときだった。

「ゔぉぉぉぉぉい！！A！！いつまで遊んでやが……る……」

彼の登場で10年後に来たからヴァリアーの面々に会っていなかったことを思い出す。

「……雲雀の好みか？」「咬み殺されたいの？」

私を見た第一声がそれもどうかと思うのだが、
的外れかつ物騒な会話ではあるものの、2人が話してるのは新鮮だった。
2人の戦闘は見てみたいとは思ったが、
今争われるのは困るので止める。

「スクさん、えっと……10年前からきた、A、です……？」

スクさんは私のことをまじまじと見つめている。
この時代の私がどんな風貌かは知らないけどそこまで面影ないのだろうか。
証拠見せろとか言われても困るんだけど。

「………………………………………………………」
「…………えっと、スクさん……？」

そろそろ穴が開きそうです。せめて何か言ってください。

「……とりあえずミーティング行くぞぉ！！！」

と私を小脇に抱える。

「え゛っ」

借りるからなぁ！！と恭弥君に捨て台詞を残し
そのまま私は誘拐された。