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『…もうすぐで宴の時間なんだから主役が席につかないと始まらないじゃないですかっ！！』
Aはハッとするとカリムの背中を押してステージ裏から追いやった。
｢ははっAはしっかり者だな。じゃあ、俺は席から見てるな｣
笑みを浮かべながらカリムとジャミルは宴のテーブルがある方へと帰って行った。
『…まったくもう。』
｢…ふふっ｣
『何よ、母さんまで笑ったりなんかして』
｢ごめん、ごめん。昔を思い出しちゃって｣
『昔？』
｢ふふっ貴女私の若い頃にそっくりなんだもの。｣
『…私母さんみたいに可愛くないよ？』
｢顔じゃないわよ…。それじゃあ、母さんも席の方で見ているから頑張るのよ｣
ニコニコしながら母さんは席へと戻って行った。
『うん…？』
顔じゃなかったら一体何処が…？
考えても分かんないし、今は宴の舞に集中しよう。
時計の針が12時を指した。
宴の開始の合図だ。
曲が始まる。
この舞は熱砂の国では有名な舞。
童話を元に作られた舞だ。
昔ある所に貧しい暮らしをしていた青年がいた。その青年は盗人をしては兵士に追われる日々を過ごしていました。
ある日お忍びで下町に出掛けていたお姫様と恋に落ちました。
青年は、もう一度お姫様に会うべく王子の振りをしてお姫様に逢いに行きます。
そして、魔法の絨毯に乗り青年とお姫様は愛を囁き合う。
この舞は魔法の絨毯に乗っている時のシーンをイメージして作られた舞だそうだ。
『嘘をついでまで好きな人に会いたいなんて…』
私にはそんな度胸ない。
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絵 - 最高すぎです！ (2021年11月21日 8時) (
レス) @page28 id: a4d316c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 桜奈さん» コメントありがとうございます。ジャミルは絶対に妹の幸せより先に自分の自由を考えるかなと思ってこうなりました（笑） (2021年9月6日 23時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈(プロフ) - 最後の妹がカリムと結婚したらカリムから離れられなくなるって‥そっちかい！って突っ込んでしまいました笑 (2021年9月4日 22時) (レス) id: d4cad16a17 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - maさん» わーお返事遅くなってごめんなさい。嬉しいです、ありがとうございます。頑張って続き書きますね！！ (2021年6月28日 15時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - ほんとに好きです (2021年6月8日 14時) (レス) id: ac97d1e26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2021年4月27日 21時
