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『んっ……朝か』
太陽がカーテンの隙間から差し込む。時計は6時半を指していた。いつも通りの朝…と言いたい所だが今日に限っては違った。
A・バイパーは鏡を見て睨めっこする。ストレートの長い黒髪、つり上がった瞳。キツイ印象を持たれるこの悪役顔。
『日に日に兄さんみたいな悪役顔になってる気がする…。』
｢失礼だぞ、A｣
『にっ兄さん！！ちょっと、ノックしてよ！！』
そこにはジャミル・バイパー…実の兄が立っていた。
｢したさ。今日はカリムがNRCへ入学する1日前だ。宴の準備を早々にしないといけないからな。早く準備してお前も朝食を取れ。｣
『…わかってるわ。早く出てってよ、レディの部屋なんだから』
｢はいはい。｣
ドアを閉める音を聞いて脱力する。
『はぁ…兄さん…帰ってきたのか。』
ジャミルは先にNRCに入学している。なのにここにいるのはカリムの御迎えと言ったところだろうと推測した。
『まったく、過保護なんだから。』
ドレッサーに立ててある写真をちらっと見た。そこには幼い頃の自分と兄のジャミル、そしてカリム・アルアジームが写っていた。
『…私も男だったらなぁ。』
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絵 - 最高すぎです！ (2021年11月21日 8時) (
レス) @page28 id: a4d316c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 桜奈さん» コメントありがとうございます。ジャミルは絶対に妹の幸せより先に自分の自由を考えるかなと思ってこうなりました（笑） (2021年9月6日 23時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈(プロフ) - 最後の妹がカリムと結婚したらカリムから離れられなくなるって‥そっちかい！って突っ込んでしまいました笑 (2021年9月4日 22時) (レス) id: d4cad16a17 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - maさん» わーお返事遅くなってごめんなさい。嬉しいです、ありがとうございます。頑張って続き書きますね！！ (2021年6月28日 15時) (レス) id: f76049d4a6 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - ほんとに好きです (2021年6月8日 14時) (レス) id: ac97d1e26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2021年4月27日 21時
