３−１０ (安田目線) ページ10
俺は強く握り締められた玲奈の手をとった。
そのまま抱き寄せて、キスをした。
玲「章大．．．」
そんな目で見んなや。
ﾄﾞｻｯ
そのまま玲奈をソファに押し倒した。
こんなことしたら嫌われるかもしれへんのに．．．
玲「章大？」
「ごめん。嫌やったら無理にでも俺のこと退けて、抵抗せーへんから。」
玲「．．．そんな、」
玲奈の返事を聞く前にキスで口を塞いだ。
だって「嫌だ」って言われるのが恐かったから。
キスを口からだんだん下へさげていく。
でも玲奈は嫌がるどころか、甘い声を出しはじめる。
それが嬉しくもあり、少し恐い。
このまま玲奈が抵抗してくれなかったら、俺自分を抑えられない。
彼女じゃない女の子を、抱くことになる。
俺は玲奈にとって元カレでしかないのに。
「玲奈、抵抗してくれへんとこのまま続けるで？」
玲「いいよ。」
「いいよって、」
玲「もう２年半もご無沙汰な女でよければ、して。」
「２年半って、じゃああれ以来誰ともしてないん？」
玲「うん。」
２年半前、玲奈がL.Aに発つ前の日
俺としたのが最後ってことやな。
「俺もあれ以来してへんねん。」
玲「うそ．．．彼女は？」
「もうずっといない。玲奈と別れてから一人も。」
玲「なんで？きっと章大のこと好きっていう人いっぱいいたでしょ？」
「玲奈のこと待ってたんや。」
玲「え．．．」
「忘れたくなかった、ずっと。もし他に好きな子できて彼女ができて、少しずつ玲奈のこと忘れてちゃうのも、玲奈との思い出が消えちゃうのも、嫌やった。それに好きなら忘れたらアカンってこと仲間が教えてくれた。だからまた会えるのを待ってた。ずっと待ってた。」
玲「．．．バカじゃないの？私いつ帰ってくるか分からなかったんだよ！？もしかしたら一生日本には帰ってこなかったかもしれないんだよ？そんな私、待ち続けるなんて．．．相当バカだよ。」
「そうやな．．．でもさ、それでも俺にはそうするしかできなかったんよね。」
玲奈は俺の肩を押して、起き上がった。
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ナノ - 一日で全部読ませて頂きました！もぅ大好きです！頑張ってください！！ (2014年4月12日 11時) (
レス) id: 0bea98a4bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆかぴ - ずーっと読ませていただきました！素晴らしいですね！続き読みたいです、待ってます！ (2014年4月4日 2時) (レス) id: f455bd7f40 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ∞(プロフ) - 前作から読まさせてもらってすっかりはまりました！途中、涙が堪えきれなかったです。更新頑張ってください☆ (2014年3月30日 19時) (レス) id: bbb294dafe (このIDを非表示/違反報告)
なおちゃん(プロフ) - 一気に全部読みました！すごくきゅんきゅんしてやばいです！更新楽しみにしてます！ (2014年3月17日 18時) (レス) id: b372a6e2ac (このIDを非表示/違反報告)
∞あおさん∞ - すごく、面白いです♪ これからも、頑張って下さい！！ 楽しみにしてます\(´∀`)/ (2014年2月17日 21時) (レス) id: 857a1fc99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lin.K | 作成日時：2014年1月2日 18時
