涙が出ても - BAEKHYUN - (ページ8)

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"お気の毒に" ページ8

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ジュンギ「ハンソル、今日は帰って」

ハンソル「ヒョンひどいなぁ」

ジュンギ「...いいから」

ハンソル「なんで?コイツがいるから?」

そう言って
ハンソルは私を指指す

ジュンギ「...早く...」

ジュンギが私のために
ハンソルを出口まで引っ張る

それなのに

ハンソル「お前さ、まだ引きずってんの?」

ジュンギの腕から抜け
また私の目の前にきた彼

「...っ」

ハンソル「まるで俺が全部悪いみたいな」

彼は分かってない

どれだけ私があの時彼に本気だったか

「...私は本気だった」

ジュンギ「...A」

「アンタは知らないだろうけど...私は本気だった...」

こみ上げる思い
言いたくなって口にした言葉

ハンソル「お気の毒に」

彼から返ってきたのは
こんな心ない言葉だった

ジュンギ「いい加減にして、ハンソル」

ハンソル「ヒョンもこんな女といるの面倒だろ?」

「っ...っ....」

ハンソル「ほら、すぐ泣く」

哀しいのか悔しいのか
わけも分からず涙が溢れだす

どうして私をこんなにも
傷つけるのだろう?

人を愛したら
こんなことになってしまうの?

何気ない彼の一言一言が
ズタズタに私の心を傷つけて

ジュンギ「ハンソル、謝って」

ハンソル「は?なんで俺が」

ジュンギ「Aの想いが届かないの?」

ハンソル「俺を信じたコイツが悪いじゃん」

徐々に声が上がる2人に
店内いた他の人々みんながこちらを見ていた

ハンソル「俺の遊びに参加してただけだと思えば
気が楽だろ」

"クイッ"と上げられた顎
そして見下されそう言われる

なんで

私はこんな人の愛を信じてしまったんだろう

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