涙が出ても - BAEKHYUN - (ページ28)

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強気にページ28

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スヨン『A!?いまどこっ!?』

『家に帰ってるところ』

スヨン『どうだった!?治った!?』

『まさか』

スヨン『じゃあどうなったの!?』

『破片を抜いて包帯をしっかり巻いてもらった』

電話越しで涙声のスヨン

彼女も今後のことは後日の話し合いで
色々と決めることになったそうだ

スヨン『なんで自分で自分を傷つけたのっ』

『そうでもしないと逃げられるでしょ』

スヨン『でも...』

『気にしないで』

スヨン『...そんなの』

『私が咄嗟にした行動だから。ついカチンときて
勝手に手が動いただけ』

スヨン『...』

『ああいう男だけは許せない』

スヨン『...』

『それだけの話』

黙りこんだスヨン

そして同時にかかってくる電話

『誰かがかけてるから一旦切るね』

スヨン『あっ...うん...』

スヨンとの電話を切り
すぐかかる

『はいっ』

?『どうだった!?』

急にそんなことを聞かれ
固まる

だけど一瞬にして思い出した

『ベク...?』

ベク『そうだよっ!』

『...ぁあ』

どこから言えばわからない

『あのさ...』

ベク『どうした?』

『ちょっとあの後家に帰れなくて
リアルタイムでみれなかったの』

正直に言う

だけど

ベク『いまどこっ?』

『えっ...』

ベク『ハンソルとかじゃないよねっ!?』

『違う違うっ』

ベク『まだ外にいるの?』

ちょうど目の前の車がクラクションを鳴らした

『...ん』

ベク『なにがあったの?』

『本当になんでもないよ...友達に呼ばれただけ...』

ベク『本当にっ?』

『ん...平気だからっ...』

つい強気に声を上げ
電話を切ってしまった

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