涙が出ても - BAEKHYUN - (ページ18)

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日に日にページ18

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ベク「なるほど、そういうことか」

簡単にジュンギとの出逢いと
ジュンギについて説明を終え

頼んだ飲み物を飲んだ

相変わらずベクヒョンさんは
深々と帽子をかぶっている

ベク「それより、いい名前してますよね」

「え?」

ベク「Aって」

不意に呼ばれた名前

「...そうですかね」

ベク「すごく素敵な名前だと思いますよ」

「ありがとうございます」

名前を褒められるなんて
はじめてのことでどう喜べばいいのかわからない

ベク「そうだ、年齢聞いてもいいですか?」

「...24歳です」

ベク「え!俺と一緒!」

「...」

ベク「敬語はやめない?」

「...うん」

ベク「名前も呼び捨てでいい?」

「...うん」

ベク「俺のことはベクって呼んで!」

「...うん」

彼が言うがまま
私はただ"うん"と返事をする

ベク「...あんまり話さないタイプ?」

「...ぇ」

ベク「ずっと俺の話聞いてるから」

「...そうでもないよ」

ベク「...」

帽子の下から見える
"EXOのベクヒョン"という人物

少々慣れないのが事実だ

ベク「...この前のことは忘れた?」

「...ハンソルのこと?」

ベク「ん...」

「...忘れるなんて無理」

ベク「...」

「あんなに人気になっちゃって、ほぼ毎日TVにも出て」

ベク「...」

「日に日に憎しみだけが募るかな」

小さく笑った私のことを
真剣な表情でベクが見つめた

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