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紫「おっまたせ〜！はいっどうぞ！」
「あっ、ありがとうございます。」
紫「ど？おいし？？」
「はい！美味しいです。」
紫「よかったー！！」
…
「あのー、ところで、どうして今こんな事になってるんでしょうか？」
紫「ん？こんな事って？」
「いや、平野紫耀さんなんですよね？」
紫「うん！そぅだよ！」
「私一般人ですよ？簡単に連絡先交換しちゃったり、こんなふうに素敵なところ連れて来てもらったりって、なんか現実的にありえないといいますか、、」
紫「ヒレカツくれたじゃん！そのお礼だからそんな一般人とか関係ないよ！」
「は、はぁ、、そうでしたか。」
え？ヒレカツのお礼でほんとにここまでしてくれてるって事？ほんとに？！
平野紫耀おそるべし、
本当にいい人ってこと、、だよね？
ってそれだけなんだよね？
紫「まあただお礼がしたかっただけじゃないんだけどね」
「え？」
紫「名前教えてほしいな！」
「な、名前、？あっはい。Aです。」
紫「Aちゃんっていうんだぁそっか！」
ﾄﾞｷｯ
自分の名前を呼ばれるだけでこんなにドキドキしてる私はやっぱり重症なのかな、、
「それで、お礼がしたかっただけってどういう事ですか？」
紫「覚えてるかな？あの日、俺らがデビューしてから初めてのライブの2日目」
「それって、、」
それって私が初めてキンプリを、実物を見た日だ。
覚えてる。普段よりも頑張って着飾ってドキドキしながら彼らの登場を待ってたあの時、あの会場の盛り上がり、
そういえば、私は初めてにも関わらずかなりいい席で
前に平野紫耀が来た時はつい固まってしまったけど
勘違いでも私に手を振ってくれたような、、
素敵な思い出として私の中で残っていたんだ
だけどどうしてその事と今が関係してるんだろうか？
紫「その時、君のこと見つけて、手を振った事も覚えてる！」
やっぱり私に振ってくれていたんだと分かって嬉しくなった
紫「あの日見た君の瞳がずっとずっと忘れられなかったんだよね。なんか、キラキラしててさ、分かんないけどずっと覚えてたんだ。
それでヒレカツくれた日Aちゃんだってすぐに気づいた、、でも俺があの日見た時の瞳と全然違くて、勝手だけど心配になったんだ。目の奥から助けてって感じて、ってなんかごめん！俺おかしいよね、、
え！？どうして？なんで泣いてるの？」
そう言われて初めて気が付いた、私今泣いてたんだ
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作者名：a | 作成日時：2022年3月9日 1時
