大好きなあなた【紫】 (ページ50)

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手紙を渡した次の日

紫耀くんが、私の記憶を無くしたと知った

私のことを忘れて、もうすぐ、３年が経とうとしている

紫耀くん、ちゃんと手紙読んでくれたかな、、

また私を思い出してくれる時が来ると分かっていても

言葉では表現しきれないけど

今までの感謝を伝えたかった。

永遠なんてものはないのかも知れない

一生なんて言葉はないのかも知れない

でも、永遠や一生がなくても、

“いつか”は絶対にやってくる

紫耀くん、

またいつか、私にあの笑顔見せてくれるよね

またいつか、一緒に、そばにいられるよね

またいつか、幸せにさせ合えるよね

私は“いつか”を信じられた

なぜかって、

私の首元で光るネックレスと同じものが

記憶を無くしている紫耀くんの首にも

必ず輝きを放ってくれていたから

また、いつか、

やっぱり、この先、一生、、永遠に、

あなたの特別な存在であり続けるのは、私だけって

思っていよう。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬｯ

「はーい、っ、、」

「A！お待たせ^ ^

一緒にあのカツ！買いに行こ！

そんでそんで、俺の家っじゃなくて、

俺たちの家で、一緒に食べよ？^ ^」

その“いつか”は

信じて正解だったみたい

きっと、また忘れてしまっても

私はずっと、ずーーーっと、

変わらず待ってるね

変わらず、愛してるね

「うん！行こ！！！」^ ^

紫「ん〜っ！！！！！！

やっぱり美味しい〜^ ^」

「うんっ！美味しいね〜」

紫「それなに？」

「これ？メンチカツ！！

あっ、知らなかったっけ？私、メンチカツ派なんだよ〜」

紫「えっそうなの！？！？

新発見〜！！！」^ ^

紫耀くんの笑顔は、やっぱり私の奇跡だった。

紫「A、

俺もずっとずっと、ずーーーーっと、

愛してんで。

一生、俺と幸せでいよう。」

紫耀くんは私にキスをした

今までで一番、愛おしいキスをした。

終

この作品を最後まで読んで頂きありがとうございました。
新作を公開します。
ぜひ、お楽しみにお待ち下さい。

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